健康、生活 › 歯を支えている歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(歯を支える骨)が破壊されていく病気です

2019年10月17日

歯を支えている歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(歯を支える骨)が破壊されていく病気です

歯周病の発症は、年々増加の傾向をたどっています。末期状態になるまで自覚症状が出にくい病気なので、早期発見が大切です。歯周病とは歯を支える骨や歯肉の病気です。たとえば家を想像してみてください。家も土台が悪いとぐらぐらして、ついには倒れてしまいます。このメカニズムは歯周病も同じです。発見されたときには既に手遅れというケースも少なくありません。そうなる前に早期発見・予防・長期管理を心がけ、大切な歯を歯周病から守りましょう。
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歯周病とは
歯を支えている歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(歯を支える骨)が破壊されていく病気です。歯周病原性細菌がおもな原因とされ、この菌の感染症により歯肉に炎症が起き、次第に悪化した炎症が歯槽骨に達すると歯槽骨が歯を支えきれなくなり、抜け落ちてしまいます。

軽度歯周病
歯と歯肉の間にプラーク(歯垢)や歯石が溜まり、細菌が繁殖しています。歯肉に炎症が起き、歯肉の腫れや出血が見られる状態です。歯磨きや歯のクリーニングで回復する状態です。

中等度歯周病
口臭や出血がひどく、歯石の付着も目立つ状態です。少しずつ骨が後退し始めて歯周ポケットも深くなり、歯にグラつきが起き始めます。治療として、歯肉溝の奥の歯石を除去します。歯肉溝に4mm以上の深さがある場合には、歯周外科を伴う処置も行います。

重度歯周病
化膿によって歯肉が真っ赤に腫れあがり、骨の破壊もかなり進んでいます。歯も支えきれず、動揺がグラグラと大きくなった状態です。治療には歯周外科的処置が必要となり、場合によっては抜歯しなくてはなりません。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)
歯周ポケットの奥深くや歯の根の表面についた歯石を除去し、歯周病感染で傷んだ歯根を部分的に削って表面を滑らかにします。
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ブラッシング指導
歯周病の一番の原因はブラッシング不足です。「しっかり磨いているつもりだったのに、磨ききれていなかった」といった状況をなくしていくことが重要です。患者さまの歯並びや口腔内環境に合わせた正しいブラッシングと注意点などをご説明します。

噛む力を和らげる
歯に噛む力が長くかかり続けると、歯周病を助長します。復興のために歯を食いしばって頑張るよりも、困難を笑い飛ばすように努めましょう。笑うと気分が前向きになりますし、上下の歯も自然と離れます。噛む力を和らげることが大切です。



Posted by koikenina at 16:19│Comments(0)
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