健康、生活 › 歯周病は、痛みを感じないまま症状が進行していく病気です

2019年10月21日

歯周病は、痛みを感じないまま症状が進行していく病気です

また、症状は出ていても初期段階では「少し出血がある」「歯茎に赤みがある」程度なので、放置している人も多いです。健康そうに見える歯周病ですが、実は中の骨が痩せているということもあります。また、歯周病はむし歯のように1本だけ悪くなるのではなく、まわりの歯を巻き込んで悪くなるものです。一気に進行が進み、しっかり噛める健康な歯がなくなる可能性もあります。
マイクロモーター
家に例えると、むし歯は壁に穴があくようなものなので、穴さえふさげばなんとかなります。一方、歯周病は家を支える地盤が悪くなっていく(地盤沈下)病気なので、いくら家や壁をしっかりさせても地盤から倒れていきます。しっかりした地盤があってこその家であるように、健康な歯茎があってこそのお口の健康なのです。歯周病は40代頃からが一番増えてくる時期ですが、早い人だと10代から症状がみられることもあります。早めの治療と予防を心がけるようにしましょう。

歯周病の原因
歯周病の原因は歯周病菌です。歯周病菌はむし歯菌と同じく、もともと口の中にある常在菌なので、100%ゼロにすることはできません。ただし、歯周病菌が悪さをしないように、口の中の環境を整えることはできます。歯周病は遺伝によるものもありますが、噛む力のバランスも関係しています。例えば、歯ぎしりをする人や噛みしめが強い人は、歯を支える土台に負担がかかって歯茎が痩せ、歯周病を進行させることがあります。また、被せ物の噛み合わせの調整を行わずに歯周病が進むこともあります。口呼吸の人も要注意です。口の中が乾燥しやすいので唾液の量が少なくなり、歯周病菌が繁殖しやすくなります。

自宅でできる歯周病予防
まずは、正しい歯磨きを身につけましょう。

歯を磨くとき、歯だけに歯ブラシを当ててシャカシャカ磨いていませんか?
そのような磨き方は、歯の表面だけしか磨けていない場合が多いです。歯を磨くときは、歯茎をマッサージする気持ちで歯ブラシを当てましょう。また、汚れが残りやすいところを意識した効率の良い歯磨きの仕方を覚えましょう。自分のお口に合った道具を使うことも大切なポイントです。
エアーモーター
歯科医師や歯科衛生士のすすめる歯ブラシや歯磨き剤、フロス、歯間ブラシ、洗口剤などは、その人のお口や生活習慣に合わせて選んでいます。歯磨き粉ひとつとっても、むし歯の多い人ならフッ素入りの歯磨き粉やジェル、歯周病の人なら薬効成分が含まれている歯磨き粉、アレルギー体質の人だったら漢方成分の入っている歯磨き粉など、さまざまなものがあります。専門家のアドバイスを聞き、自分に合った道具を効果的に使っていきましょう。

口呼吸や噛みしめなど、歯周病を進行させるような癖のある人は、歯科医院へ相談しましょう。そのうえで普段の生活習慣を見直すと良いでしょう。



Posted by koikenina at 16:04│Comments(0)
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