健康、生活 › 予防歯科に取り組んでいても、虫歯や歯周病になってしまうことがあります

2019年11月07日

予防歯科に取り組んでいても、虫歯や歯周病になってしまうことがあります

予防歯科の大切さ
虫歯や歯周病を予防することで、お口の健康寿命を延ばすことができます。平均寿命が伸び続ける中、健康寿命もそれに合わせて伸ばしていくことで、年齢を重ねてからの「噛める・食べられる」楽しみと喜びを実現しましょう。

予防歯科に取り組んでいても、虫歯や歯周病になってしまうことがあります。体質、加齢、環境などに左右される虫歯・歯周病は、100%、完璧に防ぐことはできません。それでも、予防歯科に努める、つまりは定期的に歯科医院を受診して、セルフケアの質を向上させていくことで「虫歯・歯周病になりにくいお口」を作ることには意味があります。
歯科用品
できるだけ簡単な処置で治療を達成し、歯を多く残す、大きく残すことで、お口・歯がもともと持つ生命力を維持し、健康寿命を延ばすことができるようになります。その他、治療費や通院回数・通院期間、そしてお口の自然な美しさという意味でも、年齢にかかわらず、予防歯科に努めることが大切です。

日本と世界の予防意識の違い
アメリカでは、歯科医院を訪れる理由の半数近くが「歯科検診」、40%近くが「歯周病の予防」となっています。虫歯や歯周病の治療を目的として受診するのは、12%に過ぎません。対して日本では、約60%が「虫歯の治療」を目的として受診しています。

またスウェーデンでは、成人人口のうちの65~70%が一年以内に歯科検診を受診しています。日本では、こちらも50%程度に留まっています。日本人の歯科予防の意識は高まりつつありますが、やはり歯科先進国と比べてまだまだ後塵を拝しているのが実情です
ただ、これは私たち歯科医療業界側の責任も多いにあると考えております。
歯科 スケーラー
「治療する場所」から「予防する場所」へ
歯科医院は、虫歯・歯周病の治療ができる場所であると同時に、予防のできる場所でもあります。「歯科治療が必要ない」という口腔環境を整え、維持するためには、「定期健診+適切な歯磨き」が大切になります。



Posted by koikenina at 11:48│Comments(0)
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