健康、生活 › 歯周病は日本人が歯を失ってしまう原因第一位の病気

2019年11月12日

歯周病は日本人が歯を失ってしまう原因第一位の病気

歯周病は、はじめのうちは歯ぐきに軽い炎症を起こす程度ですが、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)を溶かし、最終的には歯を失ってしまうこともあるおそろしい病気です。そしてさらにおそろしいのが、自覚症状がほとんどなく、気がついた時には重度まで進行しているケースが多いことです。

歯周病は日本人が歯を失ってしまう原因第一位の病気。また、日本人の成人の約8割が罹患している(もしくは予備軍)ともいわれています。その原因は、プラークの中に生息する歯周病菌。歯周病治療の基本は、このプラークを取り除くことと、プラークの死骸でありプラークの付着を招く歯石をしっかり取り除くことです。

近年の研究によって、命にもかかわる重篤な疾患の原因が歯周病菌であることがわかっています。体内で炎症を起こしやすい性質を持ち、血管内で血栓を作り、動脈硬化・心疾患・脳血管障害の原因となります。
誤嚥性肺炎の原因として高齢者の口腔ケアが重要であることが指摘されています。
免疫力の低下と関連があり、糖尿病とも深い関係があります。
妊婦が歯周病を発症していると、早産や低体重児出産のリスクが高まります。

歯周病検査
歯周ポケット検査
ものさし状の器具(プローブ)を用い、歯周病の目安となる歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の深さを調べます。健康な状態では2mmほどですが、それ以上だと、歯周病が進行していると考えられます。
歯科 光照射器
歯の揺度検査
指やピンセットなどで歯をつまんで動かし、歯の動揺度を調べます。グラグラする度合いが大きいほど、歯周病が進行しています。

レントゲン検査
レントゲン撮影で顎の骨の状態を確認します。顎の骨密度から歯周病の進行度合いがわかります。

ブラッシング指導
まず、日々のブラッシングがきちんと行われているかどうかを確認します。その後、患者さんの歯並びなども考慮して、磨き残しや歯ブラシが当たりにくい箇所をふまえてブラッシング指導を行います。わかりやすい指導に努めますので、ご自宅での正しいブラッシングにお役立てください。
根管治療機器
PMTC
PMTCとは、専門家による器具を使用した歯クリーニングのことです。毎日のブラッシングでは除去しきれないプラークや汚れなどをきれいに除去します。歯の表面はもちろん、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目もきれいにお掃除でき、虫歯や歯周病を未然に防ぎます。



Posted by koikenina at 12:43│Comments(0)
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