健康、生活 › 歯ぎしり・食いしばりの原因は、「ストレス」だといわれていることをご存じですか?

2019年12月04日

歯ぎしり・食いしばりの原因は、「ストレス」だといわれていることをご存じですか?

音だけではない、歯ぎしりの問題
自分の目で直接見ることができない「歯ぎしり」は、周囲の方に「音」を指摘されるまで、なかなか気づくことができません。ましてや外に音が出ない「食いしばり」状態であれば生活の中で気がつくことはほとんどなく、診療を通してお伝えしてもなかなか実感として信じていただけないのが現実です。患者さまに、歯ぎしりや食いしばりを何とか気づいていただき、前向きに対策や治療をしてほしいと願う理由、それは、歯ぎしりや食いしばりは「歯を失う大きなリスク」となるからです。歯を失う原因は、おおむね「虫歯」「歯周病」「力」の3つに分類されますが、歯ぎしりや食いしばりは「力」によるリスクの代表的な症状です。
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歯ぎしり・食いしばりによる影響
歯の削れ
クラック(ひび)
歯の根の破折(割れ)
顎関節症
歯ぐきの下がり
歯ぎしりは、これらをはじめとするさまざまな症状を引き起こし、最終的には歯を失う結果に繋がりかねません。起床時のあごの疲れ・痛みや虫歯とは異なる痛みなどに気づかれた時は、歯ぎしりや食いしばりの可能性も疑ってみてください。

歯ぎしり・食いしばり対策
マウスピースによる対策
歯ぎしりや食いしばりは就寝中に行う行為であり、無意識下で行っているため、根本的に無くすことはできません。まずはどの程度の歯ぎしり・食いしばりを行っているかを把握したうえで、マウスピース(ナイトガード)による対策で歯への負担を軽減します。
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ストレス対策
歯ぎしり・食いしばりの原因は、「ストレス」だといわれていることをご存じですか?ストレスがない方はおられないかと思いますが、少しでもストレスを感じることなく毎日を過ごせるよう、自分に合った方法で対策を行ってみてください。
飲酒による影響
歯ぎしり・食いしばりの症状は、ストレスのほか、飲酒によっても強くあらわれることがあります。過敏性神経炎(歯ぎしり・食いしばりにより奥歯がしみる症状)にお悩みの患者さまの食いしばり状況をブラックスチェッカーで確かめたところ、飲酒量が多い日のほうが強い歯ぎしり・食いしばりの症状が見られました。



Posted by koikenina at 13:21│Comments(0)
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