健康、生活 › 「どうしたら虫歯や歯周病を防げるの?」

2019年12月12日

「どうしたら虫歯や歯周病を防げるの?」

予防治療とは、虫歯や歯周病を未然に防いで歯や口を健康に保つ治療のことです。 予防治療とは、歯や歯を支える歯周組織が病気にかからないようにするための取り組みや歯科診療のことです。虫歯や歯周病になってから治療をすると、歯や歯周組織にダメージが残り、将来歯を失ってしまう可能性が高まってしまいます。そうしたリスクを減らすべく、定期的にご来院いただき、トラブルが起こらないように検査や予防処置を受けていただくのです。
こうして虫歯や歯周病を予防できれば、生涯にわたってご自身の歯で食事ができるようになります。
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「どうしたら虫歯や歯周病を防げるの?」
毎日欠かさずブラッシングをしているのに、なぜか虫歯になってしまった――という経験はありませんか?
日本では95%以上の人が「毎日きちんとブラッシングをしている」と言われていますが、それでも実際には80%以上の人が歯周病にかかり、96%もの人が虫歯にかかっているのです。
これはつまり、「きちんとブラッシングをしているつもりでも、実は歯のすみずみまでキレイに磨けていない」ということです。
ブラッシングによって汚れを完璧に落とすのは、思った以上に難しいもの。歯のクリーニングのプロである歯科医師や歯科衛生士でも、しっかりと歯の汚れを落とすのに20分以上もかかります。しかし、毎回のブラッシングに20分以上の時間をかける人はなかなかいません。磨き残しができてしまうのは、当然のことだと言えるのです。
こうして歯や歯の周囲に汚れがたまっていくと、虫歯や歯周病を招くおそれが高まります。トラブルになる前に磨き残しを減らし、病気を未然に防ぎましょう。
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スウェーデンで成功をおさめた「予防治療」の考え方
北欧のスウェーデンは国を挙げて予防治療に取り組み、国民の歯の喪失本数を激減させました。今でこそスウェーデンは歯科先進国として見られていますが、予防治療が主流になる前は虫歯や歯周病にかかる人がとても多かったそうです。そこで、国全体で予防治療の考え方が取り入れられることになりました。
国民に定期的に歯科医院へ受診させる
歯のプロである歯科衛生士が磨き残し汚れを徹底的に落とす
虫歯や歯周病になりにくい生活習慣についてアドバイスする
スウェーデンで行われた予防治療の取り組みは、「全国民に対し定期的に歯科医院を受診させる」というもの。歯の病気になる前に歯医者を訪れた人には、口腔管理のプロである歯科衛生士が徹底的なクリーニングを行います。そして最後に、虫歯や歯周病になりにくい生活習慣をつくるためのアドバイスがなされるのです。
このような取り組みを3カ月に1度のペースで行ったところ、歯の病気にかかる国民はみるみるうちに減ってゆきました。ちなみに現在のスウェーデンでは、虫歯の患者数は日本の半分以下で、歯周病の患者数は日本の4分の1程度とされています。 スウェーデンでの成功によって、予防治療に取り組むことで虫歯や歯周病を未然に防げることが実証されました。虫歯や歯周病にならないためには、病気になる前の定期的な受診が重要なのです。当院ではこういったスウェーデンの方式にならった予防治療で、皆さまのお口の健康を守っています。



Posted by koikenina at 12:38│Comments(0)
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