健康、生活 › 歯周病の予防や進行を食い止める一番の方法ってなんだと思いますか?

2020年04月22日

歯周病の予防や進行を食い止める一番の方法ってなんだと思いますか?

それは「染め出しを行って、どこの場所に汚れが付いているか見てもらう」という方法です。
実際に今、日本国内で行われている一般的な定期検診でスケーリングだけをして、3ヶ月から半年後にまた検診を受ける、…というこの流れは、実際は歯周病がどんどん進行してしまうという事が言われております。
生体情報モニタ
常に汚れがつかないようにする
汚れは汚れを落とした瞬間から付くものです。歯周病治療の基本的な治療は「まずはスケーリングから」と言われていますが、スケーリングだけやって安心していてもあまり意味がありません。汚れが付かないように予防していくことが歯周病治療の大きなポイントです。よく歯医者さんでスケーリングをした翌日に歯ぐきが腫れたり、2~3日後に腫れたりと「なぜクリーニングをしたのに痛くなるの?」というケースをよく聞きます。再付着した汚れが炎症を起こさせているのです。

歯周病と糖尿病の関係
糖尿病の患者さんは歯周病治療を進めていると、血糖値が下がることがあります。内科での糖尿病の治療法を特に何も変えたわけではなく、歯科でのペリオコントロールをするだけで血糖値が下がるケースを何人も見てきております。今までにそういった患者さんを担当しており、当院の臨床からの実感です。
マイクロスコープ 歯科
歯周病はさまざまな全身疾患との関係が報告されていますが、きちんとしたエビデンスがあるのは実は糖尿病だけです。糖尿病の治療をすれば歯周病も落ち着き、逆に歯周病の治療をすれば糖尿病も落ち着くことが報告されています。



Posted by koikenina at 11:23│Comments(0)
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