健康、生活 › 知覚過敏には、「歯の疲労」という側面があります

2020年05月14日

知覚過敏には、「歯の疲労」という側面があります

知覚過敏は、歯磨きをしている時にブラシが当たったり、冷たいものを食べたり飲んだりした時、歯に風が当たった時などに歯にしみて痛みを感じる病気です。むし歯や歯周病ではないのに、痛みを感じます。

知覚過敏は歯の象牙質がむき出しになったために、その内側にある神経が刺激されて痛みを感じます。むし歯や歯周病ではないのにエナメル質の下の象牙質が表に出てくる原因はさまざまです。軽度なものは自然に治ることもありますが、通常は再石灰化を促す治療をします。

知覚過敏の原因
一般的な原因
知覚過敏は、歯のエナメル質の下にある象牙質がむき出しになり、その下の歯髄の中にある神経が刺激されて痛みが生じます。象牙質がむき出しになる原因は、歯肉の後退や歯の破折などの他、歯の表面がすり減ったり、溶けるといったこともあげられます。
根管長測定器
また、ホワイトニングをすると知覚過敏になる方もいます。むし歯が原因で知覚過敏になることはないのですが、むし歯の治療をした時に歯を削って神経が刺激されたり、場合によっては治療が原因で噛み合わせによる痛みを感じるようになることもあります。

歯にかかる力による原因
知覚過敏には、「歯の疲労」という側面があります。
例えば重い荷物を持ち上げたり下ろしたりすると腕や腰が疲労して痛くなるように、歯も無理な力がかかると疲労して知覚過敏になってしまいます。歯にかかった余計な力が歯槽骨や歯肉にも力を伝え、象牙質が露出してしまう原因となっているのです。
根管長測定器
この「余計な力」は、頬杖をついたり、枕に顔を埋めて眠ったりするといった「態癖」と呼ばれる日常生活の習慣により発生しています。そういった態癖の改善の指導を行い、歯にかかる力を制御することによって、知覚過敏を改善します。



Posted by koikenina at 11:37│Comments(0)
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