健康、生活 › 虫歯は急に進行するわけではなく、長い年月をかけて徐々に、徐々に進行していきます

2020年06月09日

虫歯は急に進行するわけではなく、長い年月をかけて徐々に、徐々に進行していきます

虫歯治療は痛いとは限らない?!
虫歯の状況がかなり悪化した段階で治療に訪れる患者さんは非常に多いといえます。その理由は、「歯医者さんの治療が痛くて怖いから」というものが圧倒的に多いといえます。

虫歯の進行状況別の治療内容
虫歯は急に進行するわけではなく、長い年月をかけて徐々に、徐々に進行していきます。
歯科医院では、虫歯の進行状況にあわせて、それぞれCO⇒C1⇒C2⇒C3⇒C4という記号で進行状態をあらわしています。

虫歯の進行状況にあわせて治療内容も大きく変わります。
COCOの段階であれば、しっかりとした処置をすることで自然治癒させることが可能です。
小型高圧蒸気滅菌器
C1虫歯の初期段階であるC1になると、治療が必要になりますが、この段階であれば治療による痛みはありません。虫歯を削りレジン(プラスチック)を詰め、1回の治療で終えることができます。

C2患者さん自身が冷たいものを飲んだりして歯に違和感を覚えるのは、C2の段階です。この段階までであれば、歯を削る量は少なく、痛みを抑えた治療をすることが可能です。また、治療回数も2回程度と短期間で終えることが可能です。
このように早い段階であれば、ほとんど痛みもなく、短期間で終わるものが、C3以降になると話が大きくかわってきます。

C3C2の時よりも痛みの自覚症状が強くなります。C3以降の治療は、虫歯が神経に到達しているため、神経を除去する治療が必要になります。そして、神経除去後は歯が非常にもろくなりますので、クラウンなどの「かぶせもの」を装着することになります(約6回の治療)。神経除去治療は肉眼では見えない手探りの治療になります。そのため、C3以降の治療は大きな痛みと長い治療期間をともなった治療になってしまいます。つまり、痛い治療が嫌だからといって、治療を先のばしにしていると大きな痛みと長い治療期間という、まさに患者さんにとって一番嫌な状況に陥ってしまうのです。
歯科 スケーラー
C4残念ながら、この段階になってしまった歯は基本的に残すことができません。しかし、周囲の骨やその歯の根の状況などによっては歯を残す治療も可能であることもあります。まずはご相談下さい。



Posted by koikenina at 11:42│Comments(0)
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