健康、生活 › 毎日のブラッシングでは取れない「歯石」の除去

2020年06月09日

毎日のブラッシングでは取れない「歯石」の除去

歯石とは、歯垢(しこう、プラーク)と唾液中に含まれるカルシウムやリンが結びつくことによって形成される塊(石灰化)のことです。歯を爪で引っかくと白くてネバネバしたものがついてきます。これが歯垢です。歯垢は、食べ物のカスや歯の垢(あか)ではなく細菌の塊です。そのまま放置しておくと、歯間や歯茎周辺に付着した歯垢は2日ほどで石灰化が始まり、やがて硬い「歯石」に変わります。歯垢の段階だと歯を磨くことで取り除くことができますが、歯石は歯垢に比べて硬くて強く、取り除くことはできません。

歯石をそのまま放っておくと・・
歯石そのものには害や毒はないのですが、表面がザラザラの歯石の上に歯垢が付着し、虫歯や歯周病が引き起こされやすくなります。ほとんどの方には歯石が付着しており、歯周炎があると言われています。歯周炎があると、老化やストレスに伴って歯周病へと移行していきます。虫歯やトラブルが起こってから歯科医院に行く方も多いようですが、歯のトラブルが無くても、定期的に歯科医院を受診して歯石を除去してもらうことが大切です。
スケーラー 歯科
歯石除去治療の流れ
検査
出血の有無、歯の揺れ具合、歯周ポケットを測定し、歯周病の進行度合いや歯石の付き具合などを詳しく検査します。

歯石を除去
歯石を除去する方法は、大きく分けて2種類あります。
①専用機器を使用
音波による振動を利用して歯石を取り除く「超音波スケーラー」を使用します。独特の音で歯石を粉々に粉砕すると同時に、冷却水を噴射し歯石を洗い流します。
生体情報モニタ
②手動
「スケーラー」と呼ばれる、かま形で先のとがった器具を使ってこびりついた歯石を手動で除去していきます。

メインテナンス
丁寧なブラッシングを続けると、歯肉の腫れ、出血、歯石を除去する痛みも軽減してきます。フロスや歯間ブラシを使って丁寧に歯垢を取り除きましょう。歯と歯茎を定期的にチェックして歯周病を予防しましょう。



Posted by koikenina at 12:05│Comments(0)
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