健康、生活 › 一番大切なことは、日ごろのホームケア(歯磨き)です

2020年06月22日

一番大切なことは、日ごろのホームケア(歯磨き)です

歯の周りには、歯を支えるために必要なさまざまな組織(歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨)があります。歯周病(歯槽膿漏)は、歯の付け根に付着した歯垢の中の歯周病菌が、歯肉や歯を支える骨を破壊し、最終的には歯が抜けてしまう病気です。歯垢に唾液成分の無機質が沈着し、硬く石灰化した歯石が、歯周病菌の温床となります。始めは歯周の歯肉に炎症を起こし、出血します。進行すると歯肉溝が深くなっていき、歯がぐらつき、歯の根が見えてきます。そのうちに口臭や出血が酷くなっていき、常時ウミが出てくるようになります。

歯周病は、1本だけでなく多数の歯が一度にかかることがほとんどで、むし歯と違い、痛みなどの自覚症状がなく進行します。長い間、歯周病のサインを見逃して放置し、歯がぐらぐらになってから来院しても、抜歯しか手段がないこともしばしばで、いきなり歯を失ってしまうことになりかねません。また、糖尿病や喫煙などの危険因子が加わると、さらに歯周病の進行を促し、その他の因子と相まって、心筋梗塞などの全身疾患の引き金になるとも言われております。
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1.ブラッシング指導
一番大切なことは、日ごろのホームケア(歯磨き)です。
歯周溝にプラークが溜まってしまうと自分ではなかなか落とせないので、歯に付き始めたプラークをしっかり落とすことが大切になってきます。
歯磨きの際は、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解していただいた上で、ご自分に合ったブラッシングの方法を学んでいただきます。日ごろのブラッシングによるプラークコントロールこそが歯周病治療の第一歩です。
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2.スケーリング(歯石除去)
歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したもので、表面は粗造でプラークがさらに付着しやすいような構造をしており、歯に強固に付着しています。そして強い病原性を持っています。スケーリングでは主に、超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除き、歯の表面をツルツルの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。



Posted by koikenina at 16:44│Comments(0)
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