健康、生活 › 歯周病(歯槽膿漏)とは、歯を支えている骨(歯槽骨)が細菌(歯周病菌)の出す毒素によって溶けていく病気です

2020年09月15日

歯周病(歯槽膿漏)とは、歯を支えている骨(歯槽骨)が細菌(歯周病菌)の出す毒素によって溶けていく病気です

歯周病(歯槽膿漏)とは、歯を支えている骨(歯槽骨)が細菌(歯周病菌)の出す毒素によって溶けていく病気です。歯が長くなる、歯が揺れる、冷たいものがしみる、お口がねばねばする、口臭がする、などの症状がみられ、最後には歯が抜けてしまいます。日本人が歯を失う一番の原因が歯周病(歯槽膿漏)で、成人の80%が罹患しているといわれます。歯周病はまさに国民病ともいえる状態で、糖尿病、心臓病、早産などの悪化因子にもなっています。

歯周病の治療方法
PMTC
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略語です。歯科医師や歯科衛生士などが、専門的なさまざまな機械を使って、歯磨きなどでは取れにくい悪い細菌を徹底的に除去する方法です。PMTCのお時間は1回約30分~です。専門の器具・材料を用いてお口の中全体をお掃除をいたします。(汚れが著しい場合は複数回必要となる場合があります)
エアーモーター
古くなった歯垢(プラーク)が作り出す強固な細菌の巣、バイオフィルムには他の異物の侵入を拒む性質があり、うがい薬なども効果が発揮できません。イメージとしては、お風呂場やお台所のヌメリみたいなもので、歯の表面に溜まっていく汚れです。PMTCはこのバイオフィルムをはがし取る最も効果的な方法であると言えます。保険診療では口の中全体を一度に治療できないので複数回の通院が必要となり、実は細菌を徹底して取り除くことができません。残存した細菌が再増殖してしまうのです。
歯科 ユニット
バイオフィルムが残ったままだと?
ただヌルヌルして気持ち悪いだけでなく毒素を出し虫歯、歯周病、口臭の原因になります。
このバイオフィルムを機械的に除去することによって歯をツルツルに保ち、虫歯、歯周病、口臭の予防ができます。さらに、歯周病は図のような全身疾患に影響を与えていることが研究結果で示されているので、身体の健康のためにもお口の中を清潔に保つことはとても大切なことです。



Posted by koikenina at 15:35│Comments(0)
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