健康、生活 › さらに症状が進行して炎症が歯肉の下の骨までに及ぶと、歯を支える骨は破壊されていきます

2020年09月17日

さらに症状が進行して炎症が歯肉の下の骨までに及ぶと、歯を支える骨は破壊されていきます

歯周病は、歯肉や歯を支える骨などの歯の周囲の組織に細菌が感染し、炎症を起こす病気のことをいいます。歯と歯のすき間や、歯周ポケット(歯と歯肉のすき間)に細菌の塊である歯垢や歯石が溜まると、歯周病の原因菌が出す毒素によって歯肉が炎症を起こし、赤く腫れて出血するようになります。

さらに症状が進行して炎症が歯肉の下の骨までに及ぶと、歯を支える骨は破壊されていきます。炎症による骨の破壊が進むと、歯の周囲の骨が歯を支えられなくなり、最終的には歯が抜けて落ちてしまいます。 このように、歯を失う原因となる病気であるにも関わらず、痛みなどのわかりやすい自覚症状がないため、気づかないうちに症状が進行してしまうのが、歯周病の怖いところです。
口腔内カメラ
このような症状がある場合は要注意
歯肉が赤く腫れている。また、触るとブヨブヨとしている
歯を指で押すとグラつく
口臭が強くなった気がする
歯磨きのときに歯肉から血が出る
起床時などにお口の中がネバつく
歯と歯の間に食べ物がよく挟まるようになった

歯周病は自覚症状のわかりにくい病気なので、歯肉の腫れや出血など、少しでもお口の状態に違和感があれば、受診するようにしましょう。また、定期的に歯科医院で検診を受けることで、歯周病の早期発見と予防ができます。大切な歯を知らぬ間に失ってしまわないよう、予防のためにも歯科医院を受診されることをおすすめします。
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歯周病の進行と検査・治療方法
歯周病は、軽度の状態では炎症は歯肉だけにとどまりますが、症状が進行すると、歯の周囲の骨にまで炎症が及びます。歯周病の原因となる歯周病菌は、歯垢や歯石のなかに潜んでいるため、歯周病の治療は歯垢や歯石の除去が基本となりますが、症状の進行度によって外科手術や再生治療などの治療も行ないます。



Posted by koikenina at 15:34│Comments(0)
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