健康、生活 › 歯周病は歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です

2020年09月24日

歯周病は歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です

30代以上の約80%は歯周病にかかっていると言われています。以前は歯槽膿漏とも呼ばれていましたが、現在は歯周病と呼ぶほうが一般的になっています。痛みなどの自覚症状がなく、気づいた時には進行し、重症化しているということも少なくありません。定期的な健診で早期発見・早期治療することがとても大切です。

歯周病の大きな原因となるのがプラーク(細菌のかたまり)です。毎日の歯みがきで落としきれない汚れがたまっていき、プラークとなってしまいます。プラークが歯肉の炎症を引き起こします。さらに放っておくと歯槽骨まで溶かしてしまいます。骨が溶けてしまうと歯を支えきれずぐらついてきて、最終的には歯を抜くことになってしまいます。
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歯周ポケットとは?
歯と歯茎の間の溝のことです。健康な歯茎の状態でも歯周ポケットはありますが、歯周病にかかると歯周ポケットが徐々に深くなり、歯茎の痛みや腫れ、出血を引き起こす原因になります。

歯周病とは?
歯周病とは歯を支えている骨や歯茎の病気です。主にプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が原因で歯周病を引き起こします。歯茎が赤く腫れている、触ると出血する、痛い、口が臭うなどの症状がある場合は歯周病の可能性があるので歯科医院の受診をおすすめし

歯石を取ったら歯がしみるのはなぜ?
歯石を取ると炎症を起こして腫れていた歯茎が引き締まってきます。歯茎が引き締まることによって歯の根の部分が露出すると刺激を敏感に感じ、歯がしみてしまいます。数日で治まることがほとんどですが、しみる症状が続くようでしたら知覚過敏の処置を行います。

全部の歯石をとるのに何回もかかるのはなぜ?
一度に全部の歯石をとることが難しいからです。まず見えているところに付いている歯石をとります。その後歯磨きをして歯茎が引き締まるのを待ちます。歯茎が引き締まったら、腫れた歯茎で隠れていたところに付いていた歯石をとります。
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歯周病は若い人でもなるの?
20代の方でも2~3割の方が歯周病と言われています。高齢の方のイメージがありますが若い方でもなります。歯周病は口の中だけではなく歯周病菌によって肺炎や動脈硬化の原因になるとも言われています。歯を失うリスクは虫歯より歯周病の方のほうが高いと言われています。なので定期的に検査をして歯周病と診断があった場合早めの治療が必要です。



Posted by koikenina at 11:43│Comments(0)
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