健康、生活 › 歯周病の進行の程度は、同じお口の中でも歯によってかなり差があります

2020年10月06日

歯周病の進行の程度は、同じお口の中でも歯によってかなり差があります

歯の周りに溜まった歯周病菌(プラークまたはバイオフィルム)の影響で、歯を支えている歯肉に炎症が起き、歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨が徐々に溶けてしまう病気です。放置すると最終的には歯が抜け落ちてしまいます。ほとんどが痛みもなく慢性的に進行するので、自分で気がついたときにはかなり進行している場合が多いのがこの病気の特徴です。日本人の歯を失う原因の多くは、この歯周病によるものです。
歯科 口腔内カメラ
軽度の歯周炎
歯肉の腫れが大きくなって歯周病菌が歯周組織に侵入し、歯槽骨や歯根膜も破壊され始めました。ポケットが内部に向かって深くなり、歯周ポケットになっています。プラークや歯石が歯周ポケットに溜まっています。
中等度の歯周炎
炎症がさらに拡大して歯槽骨も歯の根の長さの半分近くまで破壊され、歯がぐらつき始めました。歯周ポケットもさらに深くなっています。
重度の歯周炎
歯槽骨が半分以上破壊され、歯はグラグラです。
最後には歯が抜けてしまいます。せっかくのブリッジも、歯周病で土台が破壊されたため、自然に抜けてしまいました。
診査
問診
歯周病は、ほかの全身疾患との関わりや常用薬による影響があることがあります。そのため、現在の健康状態についてもお話を伺います。なお、歯周病の一部は遺伝的な因子によるものもあり、ご両親やご兄弟の歯の状態も重要な情報となります。また、現在のブラッシングの習慣についてのお話も伺います。
口腔内写真撮影
初診時のお口の中の状態を写真で保存し、治療経過の説明や治癒の状態を確認するのに使用します。
歯科用コンプレッサー
レントゲン撮影
歯周病の進行の程度は、同じお口の中でも歯によってかなり差があります。1本1本異なる進行の程度を正確に診断するために、お口全体の歯のレントゲン写真を10枚または14枚撮影して、周囲の骨の量や質を診断します。
ポケットの深さの検査
歯周病は、同じ歯でも歯の頬側、舌側、前の歯側、奥歯側で進行の程度が異なります。それぞれの場所での進行の度合いを知るために、歯と歯ぐきの境目の溝の深さを測るポケット検査という検査をします。
1本の歯について4~6箇所のポケットの深さを測り、その深さを計測し、計測時に出血するかどうかをチェックします。ポケットは、3mm以下で出血がないときは健康とみなします。また奥歯では、分岐部病変の有無と程度を診断し、それぞれチャートに記入します。
動揺度検査
歯がどの程度揺れてしまうか、揺れの度合いを検査します。歯をピンセットなどで押さえ、前後左右に揺らして揺れの度合いを見ます。水平方向へ0.2~1mmの揺れを1度、1mmを越えるものを2度、上から指で押して縦に沈み込むように揺れてしまうものを3度、と表します。特に3度の歯は重症で治療は不可能であるため、ほとんどが抜歯の適応となります。



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。