健康、生活 › 2017年09月

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2017年09月25日

歯周病は、プラーク(歯垢)に棲息する歯周病菌によって引き起こされる感染症です

歯を失ってしまう大きな要因のひとつが歯周病です。日本人の成人の8割以上が歯周病にかかっており、気づかないうちに進行してしまう恐ろしい病気とも言えます。

歯周病は早期の治療が大切です
歯周病は、歯石除去によるメンテナンスや毎日のブラッシングにより、歯周病菌を取り除くことで進行を止めることは可能です。早期の治療で歯周病を進行させないようにすることが大事です。年をとったら、歯を失うのは仕方ないとあきらめないでください。

歯科医院で「お口の中を衛生的にする治療(プロフェッショナルケア)」を受け、その上でホームケアをきちんと行わなければ、歯周病はなかなか治りません。歯科医院でしか行えないプロフェッショナルケアを定期的に受けましょう。

①スケーリング(歯周組織のクリーニング)
歯の表面に付着したバイオフィルム(歯石・歯垢)を完全に除去します。
歯垢が石灰化した歯石の表面はザラザラしているため、バイオフィルムが付着しやすく、歯磨きでは除去できません。きれいに除去できても、不衛生にしているとまた付着しますから、定期的に歯科医院で除去する必要があります。
コントラ 歯科
②ルートプレーニング(歯根面のクリーニング)
スケーリング終了後に、歯周ポケット内の歯根(歯の根)表面に付着したバイオフィルムを除去し、細菌によって汚染・軟化したセメント質や象牙質を取り除きます。
歯根面を滑らかにすることで、バイオフィルムの付着を防ぎます。
歯茎の深い部分を清潔にするルートプレーニングは、バイオフィルム除去の仕上げ作業と言えます。

③ブラッシング指導(歯磨きの説明と練習)
ブラッシング指導では、日頃の歯磨きの欠点(磨きにくい箇所など)を洗い出し、正しい歯磨き方法をご説明いたします。定期的に歯科医院でプロフェッショナルケアを行っていても、日頃のホームケアが不十分では、清潔なお口の状態を維持することは難しいでしょう。歯科医院には毎日通えませんから、ご自宅でのケアを怠ってはいけません。
パルスオキシメーター
お口の環境を整える ”PMTC”
PMTCは、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を用いて行う、専門的な歯とお口のクリーニングです。歯磨きでは届かない場所で進行する歯周病を改善し、予防していくには、PMTCは最適な方法と言えます。口臭予防や、歯の着色(黄ばみ)を改善する効果もあり、とても気持ちが良いと好評です。  


Posted by koikenina at 15:15Comments(0)

2017年09月22日

さらに進行すると、歯が抜け落ちてしまう可能性もあるのです

日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病と言われ、成人の約80%が歯周病の患者か、その予備軍であるという統計結果が出ています。そのため、歯周病は「国民病」とも呼ばれているのです。「歯がグラグラしたり」「歯ぐきから出血したり」する場合、歯周病が疑われます。さらに進行すると、歯が抜け落ちてしまう可能性もあるのです。

歯周病の初期段階は自覚症状が少なく、歯周病になっても気付かずに、そのままにしてしまう方がほとんどです。しかし、症状は静かに進行し、歯ぐきが炎症を起こして腫れ上がり、出血も伴い、顎の骨が溶かされて歯がグラグラしてきます。この状態になるとすでに重症です。最悪の場合は歯が抜け落ちてしまうことに。「歯を磨くと出血する」「口臭が気になる」「歯がグラグラする」などの症状がある方は、早期治療を施すためにも、早めに歯医者さんに診てもらうことが大切です。

歯周病が引き起こす全身疾患
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
ご高齢の方や寝たきりの方など、抵抗力が落ちていると大量の歯周病菌が発生します。食べ物を誤嚥した際に歯周病菌が肺の中に入ることで、肺炎を起こすリスクが高まります。
血中酸素濃度計
早産、低体重児出産
歯周病菌によるお口の中の炎症が血管をとおして全身に回り、羊水にも影響を及ぼすことがあります。これにより、早産や低体重児出産のリスクを高める場合があります。

心臓発作(心筋梗塞)
最近、歯周病菌の一種に、血栓(血の塊)を作る作用があることが証明されました。重度の歯周病である場合、歯周病菌が血管内に入り込み、血液の流れにのってさまざまな臓器内に血栓を作ります。心臓の血管が詰まることで起こる心臓発作も、歯周病菌によって作られた血栓が原因となる場合があります。
糖尿病
糖尿病の人は特に歯周病に対する抵抗力が弱く、歯周病に感染しやすく進行も早いと言われています。歯周病菌は糖代謝のコントロールに悪影響を及ぼすため、糖尿病で最も大切な血糖値のコントロールを難しくさせてしまいます。
顕微鏡歯科
予防
プラークが溜まらないように正しい歯ブラシの方法を覚えることが大切です。しかし、正しく磨いているつもりでも苦手な部分や自分では磨きにくい部分がありますので、定期的に歯医者さんに行って、正しく歯ブラシが行われているのかチェック及び磨きにくい部分の専門的な口腔内の清掃、そして口の中の良い環境をつくるために歯石除去を行ってもらうと良いでしょう。  


Posted by koikenina at 16:49Comments(0)

2017年09月22日

歯が抜け落ちてしまう可能性もあるのです

日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病と言われ、成人の約80%が歯周病の患者か、その予備軍であるという統計結果が出ています。そのため、歯周病は「国民病」とも呼ばれているのです。「歯がグラグラしたり」「歯ぐきから出血したり」する場合、歯周病が疑われます。さらに進行すると、歯が抜け落ちてしまう可能性もあるのです。

歯周病の初期段階は自覚症状が少なく、歯周病になっても気付かずに、そのままにしてしまう方がほとんどです。しかし、症状は静かに進行し、歯ぐきが炎症を起こして腫れ上がり、出血も伴い、顎の骨が溶かされて歯がグラグラしてきます。この状態になるとすでに重症です。最悪の場合は歯が抜け落ちてしまうことに。「歯を磨くと出血する」「口臭が気になる」「歯がグラグラする」などの症状がある方は、早期治療を施すためにも、早めに歯医者さんに診てもらうことが大切です。

歯周病が引き起こす全身疾患
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
ご高齢の方や寝たきりの方など、抵抗力が落ちていると大量の歯周病菌が発生します。食べ物を誤嚥した際に歯周病菌が肺の中に入ることで、肺炎を起こすリスクが高まります。
エアースケーラー
早産、低体重児出産
歯周病菌によるお口の中の炎症が血管をとおして全身に回り、羊水にも影響を及ぼすことがあります。これにより、早産や低体重児出産のリスクを高める場合があります。

心臓発作(心筋梗塞)
最近、歯周病菌の一種に、血栓(血の塊)を作る作用があることが証明されました。重度の歯周病である場合、歯周病菌が血管内に入り込み、血液の流れにのってさまざまな臓器内に血栓を作ります。心臓の血管が詰まることで起こる心臓発作も、歯周病菌によって作られた血栓が原因となる場合があります。
糖尿病
糖尿病の人は特に歯周病に対する抵抗力が弱く、歯周病に感染しやすく進行も早いと言われています。歯周病菌は糖代謝のコントロールに悪影響を及ぼすため、糖尿病で最も大切な血糖値のコントロールを難しくさせてしまいます。
ハンドスケーラー
予防
プラークが溜まらないように正しい歯ブラシの方法を覚えることが大切です。しかし、正しく磨いているつもりでも苦手な部分や自分では磨きにくい部分がありますので、定期的に歯医者さんに行って、正しく歯ブラシが行われているのかチェック及び磨きにくい部分の専門的な口腔内の清掃、そして口の中の良い環境をつくるために歯石除去を行ってもらうと良いでしょう。  


Posted by koikenina at 15:43Comments(0)

2017年09月21日

歯周病が油断できないのは、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです

ところが初期の歯周病では、自覚症状はほとんどありません。歯ぐきの腫れや出血などによって歯周病に気づいたときには、症状がかなり進んでいることが多いという恐ろしい病気です。

歯周病とは、おもに歯周病菌の感染によって起こる感染症で、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)という骨が溶けていく恐ろしい病気です。歯ぐきの腫れや出血、口臭、歯の揺れなどの症状があり、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯周病を治療するにはお口の中から菌を除去して、再感染を防がなければなりません。再感染を防ぐためには日々のセルフメンテナンスがとても重要です。また咬み合せの不具合によって起こることもあり、原因をきちんとつきとめてから治療する必要があります。

あなたは大丈夫?歯周病チェック
初期の歯周病は自覚症状がほとんどなくわかりにくいものですが、早めに対処すれば早期治療が可能です。以下のチェック項目の中に気になる症状はありませんか?
まずはセルフチェックしてみましょう。

各種歯周病検査
歯周病が油断できないのは、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。当院では、どんな小さな症状でも見逃さないよう、丁寧な歯周病検査を行っています。
歯周ポケット検査
「プローブ」という器具を用いて歯周ポケットの深さを測定する検査です。健康な歯ぐきであれば歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)は2mm程度ですが、初期の歯周病では4mm程度まで深くなります。歯周ポケットが深いほど、歯周病が進行していることになります。
エアーモーター
歯の揺度の検査
歯がグラついていないか調べる検査です。グラつきは中期以降の歯周病の症状で、グラつきが大きいほど顎の骨が溶けていることになります。

早めの診療
歯周病は、初期のうちなら完治することができます。
かなり悪化していても、現在は治療法の進歩で適切な治療とセルフケアをきちんとすれば、抜かなくて済むケースが多くなってきました。少しでも上記で述べたような自覚症状があれば、痛みがなくても積極的に診察を受けて下さい。
歯科用ユニット
定期検診
定期検診は、非常に重要です。歯垢を放っておくと、石のように固い歯石になります。
こうなるともう日常のブラッシングだけでは取れません。少なくとも半年に1回、できれば3ヶ月に1回は定期検診に行き、歯石除去と歯の健康チェックをしてもらいましょう。  


Posted by koikenina at 17:41Comments(0)

2017年09月21日

放っておくと、どんどん歯を溶かし虫歯を進行させていきます

お口の中を不衛生なままにしていると虫歯菌が繁殖し、水には溶けないネバネバした物質を放出し、自身の排泄物や死骸などとともに「バイオフィルム」という生息環境を作ります。バイオフィルムは虫歯菌の集合体のようなもので、歯磨きや抗菌物質でも除去することができません。放っておくと、どんどん歯を溶かし虫歯を進行させていきます。

虫歯になりやすい方の傾向は・・・
虫歯のリスクが高い歯質。
日頃から適切な口腔ケアができていない。
唾液の量が少ない。
間食や食生活に乱れがある。
唾液の粘性が高い

C0(初期虫歯)の治療
歯の表面のエナメル質が脱灰して白くなっている状態です。まだ歯に穴が開いていませんから、フッ素やキシリトール入りの歯磨き粉で適切な歯磨きを行えば、再石灰化が可能です。虫歯ではありませんが、放置しておくと虫歯になる可能性があります。

C1(エナメル質う触)の治療
虫歯が歯の表面のエナメル質が脱灰して溶けはじめ、小さな穴ができた状態です。エナメル質には神経がないので痛みなどはありません。治療を行う場合は虫歯に侵された部分を取り除き、詰め物を詰めるという処置を行います。
歯科 ユニット
C2(象牙質う触)の治療
虫歯がエナメル質の下にある象牙質まで進行してしまった状態で、冷たいものだけでなく熱いものの刺激でもしみる症状が出ます。 触ると痛みを感じるため、ほとんどの場合で治療の際に麻酔が必要になります。 治療はC1同様、虫歯になった部分を全て取り除き、虫歯の深かったところは、歯髄を保護するためのお薬を詰めます。その後、詰め物、もしくは被せ物をするという処置を行います。

C3(神経まで達したう触)の治療
虫歯がエナメル質、象牙質を溶かして歯髄まで到達したものです。この段階まで進行すると激しい痛みを生じる場合が多く、何もしなくても常にズキズキと激しい痛みが続きます。虫歯に侵された部分と歯髄を全て取り除いた後、歯髄の中にお薬を詰めて時間をかけて歯髄の中を消毒します。その後、無菌状態で歯髄の中にお薬を詰め、被せ物を作ります。 完治までは最短でも5週間は必要で、治療期間は少し長くなってしまいます。放っておくと症状が悪化してしまいますので、必ず治療に通うようにしましょう。
マイクロスコープ 歯科
C4(残根状態)の治療
歯のほとんどの部分がなくなってしまい、根だけが残っている状態です。治療が可能であれば、C3と同様の処置を行いますが、治療が出来ない場合は歯を抜くことになります。
抜歯した後は傷が治った後にその部分をブリッジや入れ歯などで補うことになります。  


Posted by koikenina at 15:51Comments(0)

2017年09月20日

歯周病やムシ歯の原因は、歯垢です

歯周病は歯をささえる骨や歯肉の病気です。たとえば家を想像してみてください。家は土台がしっかりしていないとぐらついてきて、ついには倒壊してしまいます。実は、歯周病もこれと同じことがいえるのです。歯周病は、歯の土台である歯槽骨がだんだんと溶けていき、ついには歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。

ではここで歯周病のメカニズムを見てみましょう。歯に付着している歯垢が石灰化し歯石になると、歯と歯肉の付着部分に隙間ができます。これを歯周ポケットといい、ここに細菌などが溜まると炎症が起きます。さらに炎症が歯肉内部に広がると歯根膜や歯槽骨が破壊され、歯を支えきれなくなります。これを治療せずに放っておくと、歯の土台となる歯槽骨まで溶けてしまい、最終的に歯を失ってしまいます。
オートクレーブ滅菌
近年、厚生労働省の調査によると、日本人の約8割が歯周病にかかっているという結果が報告されています。歯周病の恐ろしさは、初期段階では自覚症状がほとんどとないこと。歯のぐらつきや、歯ぐきからの出血などの症状が現れたときにはかなり進行していて、すでに手遅れという場合がほとんどです。驚くことに、40才以上の5人のうち4人は歯周病にかかっているといいます。もはや、歯周病は「国民病」と言えるのかもしれません。


歯周病の予防と治療
自分で行う歯周病予防
歯周病やムシ歯の原因は、歯垢です。この歯垢は、ていねいなブラッシングによって、大部分取り除くことができます。程度の軽い歯周病であれば、ブラッシングで治してしまうことも可能です。

ブラッシングの指導
歯科治療の最も基本になるのが、正しいブラッシングを患者さんに知ってもらうことです。歯科医師による診断と治療方針により、歯科衛生士がブラッシングを指導します。
超音波スケーラー
歯石除去をしてもらう
自分で歯石を取り除くことはできません。そこで、歯科医院で定期的に歯石を取り除きます。また歯の表面をなめらかにして歯垢をつきにくくします。

歯周病が進んでしまったとき
抗生物質を歯周ポケットに入れて、殺菌する方法や、さらに症状が進んでしまったときには、手術が必要な場合もあります。  


Posted by koikenina at 17:08Comments(0)

2017年09月20日

歯周病は年齢からくる老化現象と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません

20代の若い人も歯周炎も含めると約7割くらいの方が歯周病患者です。日本は「歯周病大国」と呼ばれるほど歯周病患者が多くとても身近な病気です。また一度歯周病になった人が再発する確率が高い病気です。それはなぜでしょうか?
 
そもそも歯周病の原因は、歯の表面に付着する細菌によるよって引き起こされる感染症です。しかし、根本的な問題は「なぜ細菌の増殖が起こり、歯や歯茎を蝕んでいったのか?」というところに目を向ける必要があります。

この根本的な問題は人それぞれ違ってきます。例えばストレスによる歯ぎしりで歯や歯茎に負担がかかり細菌に感染しやすい状態になっていることが原因のケースや、被せ物にズレが生じそこに食べカスが溜まりやすい状態となり、細菌増殖してしまったことが原因のケースも考えられます。
歯科治療器具
STEP1 初期検査
綿密な検査をして歯周病になっている原因を調べます。レントゲンを撮ったり、歯周ポケットの深さや日頃行っているブラッシング方法を行ってもらい間違ったブラッシング方法で磨いていないか調べます。

STEP2 初期治療
歯周病の大きな原因である、歯石を除去します。 歯石が付くのは、正しいブラッシングが出来ていない ことが原因です。

STEP3 再評価
歯周病のなおり具合をチェックします。歯石除去や正しいブラッシングで歯周病が治らない場合は、外科的な治療が必要になる場合もあります。

STEP4 外科治療(必要に応じて)
初期治療によって治らない場合、外科手術を行います。
光照射器
STEP5 定期検査
歯周病は、治ってからが肝心です。3ヶ月から6ヶ月に1回は、定期検診を受けるようにしましょう。歯石がたまってしまえば、また歯周病になってしまう可能性があります、歯周病は、早期発見・早期治療が一番です。  


Posted by koikenina at 15:50Comments(0)

2017年09月19日

歯肉縁上(歯の表面に見える部分)にある歯石を除去します

歯周病のうち、歯肉に炎症が起こっている状態を歯肉炎(しにくえん)、他の歯周組織にまで炎症が起こっている状態を歯周炎(ししゅうえん)といいます。一般的に歯周病と言われるのは『慢性辺縁性歯周炎』のことです。

歯周病(慢性辺縁性歯周炎)は、細菌の感染によって引き起こされます。歯周病は、歯肉の辺縁が赤くなったり、腫れたりする歯肉炎の状態から進行していきます。まず、歯と歯肉の境い目の清掃が行き届かないでいると、そこに雑多な細菌が停滞し歯肉辺縁に炎症(赤く腫れたり、出血したりする)が起きてきます。この症状は、そこに存在する細菌に対抗して、局所の免疫系が歯周組織を守ろうとする反応そのものなのです。この状態が続くと、免疫反応で作られた酵素によって歯と歯肉を連結している細胞群が破壊されるので、歯肉溝の深さが増していきます。この深くなった溝のことを歯周ポケットと言います。
コントラ 歯科
歯周病は歯を失う最大の原因です!
統計によると、35歳で80%以上の人が歯周病になっています。しかし、35歳になってから突然、歯周病になるわけではありません。
実は、10代から少しずつ進行していき、20数年の歳月をかけて、歯肉をジワジワとゆっくり侵し、歯ぐきから血が出るという自覚症状がでる30代の頃には、もはや歯周炎・歯肉炎になっています。
虫歯と違って、ほとんど痛みが無いため、気がついた時には抜歯ということもあります。
 エアーモーター
治療
スケーリング
歯肉縁上(歯の表面に見える部分)にある歯石を除去します。歯磨きのチェックも行い適正に行なわれていない時は再度、歯磨き指導・練習を行います。
スケーリング・ルートプレーニング
歯肉縁下(歯ぐきに隠れて見えない部分)に歯石があるため症状が改善されない場合、この歯肉縁下歯石を除去します。状態によって局所麻酔が必要になります。
歯周外科処置
基本的な治療を行っても、改善しにくい部位や健康でお手入れしやすい歯ぐきの獲得のために、ポケットの除去、歯ぐきの移植などをおこないます。

メンテナンス
口の中の細菌を完全になくすことは難しく、歯周病は再発し易いので、治療完了後も定期的なメンテナンスが必要となります。再発防止には患者さん自身による歯垢(プラーク)のコントロールだけでなく、定期的に歯科医師や歯科衛生士による専門的な検診や治療を受け、歯をメンテナンスすることが重要です。  


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2017年09月19日

虫歯とは、虫歯菌(ミュータンス菌)が歯を溶かす酸を作り出し、その酸によって歯が破壊される病気です

虫歯は自然に治ることはなく、一度虫歯になってしまうとどんどん進行していきます。破壊されてしまった歯は、二度と元には戻りません。虫歯の治療は、状態に適した治療や優れた修復物により虫歯になる前の状態に近づけることができます。状態が悪化する前に、ぜひご相談ください。
血中酸素濃度計
【C1】
歯の表面はエナメル質で覆われており、虫歯はまずエナメル質に発生します。エナメル質が虫歯になると、光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。虫歯は上の歯と下の歯の噛み合せの部分や、歯と歯の間などに発生しやすく、この段階ではまだほとんど痛みはありません。

【C2】
エナメル質の内側には象牙質がありますが、虫歯が象牙質まで進むと虫歯の部分が黒く見え、冷たいものや熱いものを食べた時に歯が痛むことがあります。

【C3】
象牙質の内側には、神経や血管が密集した歯髄がありますが、虫歯がさらに進行して歯の神経まで虫歯菌に感染してしまうと歯髄炎を起こし、歯がひどく痛み出します。こうなると、虫歯になった部分の歯を削るだけでなく、歯髄まで取らなくてはなりません。この段階まで進むと治療が終わるまで時間がかかるうえ、歯髄を取ると歯がもろくなってしまいます。

【C4】
虫歯によって歯の上の部分がほとんど溶けてしまい、歯の根に当たる歯根まで虫歯が進行した状態を残根といいます。このような歯の根だけ残った部分の先端、すなわち歯槽骨(しそうこつ)の中に膿の袋ができることがあります。この膿の袋が炎症を腫れてきます。ここまで進むと歯を抜かざるをえなくなる場合が多くなります。
歯科 マイクロスコープ
できるだけ「削らない」「抜かない」治療
歯科では、患者様の健康的な歯を大切にし、ダメージを最小限に抑えた「削らない」「抜かない」治療を心掛けております。一度虫歯になってしまった歯でも、きちんと治療をして、虫歯予防をしっかり行えば長く自分自身の歯と付き合って行くことが可能なのです。  


Posted by koikenina at 15:34Comments(0)

2017年09月19日

歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です

歯周病とは、歯を支えている歯肉(歯茎)や歯槽骨に起きる病変で、以前は、「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれていました。虫歯と違って痛みはありませんが、進行すると歯茎が腫れる、口臭がひどくなる、歯がぐらつく、などの症状が現われ、やがて歯が抜け落ちてしまいます。
家庭用超音波スケーラー
歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です。歯茎の周りにプラークがたまり、プラークが細菌に感染することによって歯肉が炎症を起こして腫れ、歯肉炎を起こします。プラークは歯肉炎だけでなく心臓病や動脈硬化との関わりも推測されています。

歯周病が進行すると歯茎の腫れがひどくなり、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。また、炎症が歯槽骨や歯根膜まで及び、歯茎から膿が出たり、歯茎がやせて下がってきたり、歯がぐらついてきたりします。歯周病がさらに悪化すると、歯槽骨が溶けて歯のぐらつきがひどくなり、食べ物を噛むことができなくなって、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病専門医による治療の流れ
まずは、現在の健康状態やこれまでの経過など、今後治療を行っていく上で参考とな
る情報について患者さんから話を聞きます。

レントゲンを撮って骨の状態を見たり、歯周プローブを使って歯周ポケットの深さを測ったりして歯周病の
状態を検査します。

ブラッシングによる歯周病の原因であるプラーク(歯垢)【歯の表面につくネバネバした物質。プラーク中の85~90%を細菌が占め、まさに細菌のかたまりのようなものがお口の中にいます。】を除去(プラークコントロール)。
☆初期の歯周病であれば、プラークコントロールを数ヶ月行えば歯が健康に戻ります。 
歯石除去も行います。
生体情報モニター
外科治療

再生治療
歯周病菌で溶けてしまった歯の周りの組織を再生させる治療を行います。

再検査
再び歯周ポケットを測定し、治り具合を確認します。問題がなければ、治療は終了となります。再発防止のために半年~1年に一度、定期健診を受診することをお勧めしています。

定期健診を受け、プラークコントロールを行って下さい。また、日々の生活の中での
歯みがきは予防の基本です。歯周病予防だけではなく虫歯やの予防ににもなりますので、原因となるプラークの除去のために毎食後のブラッシングを徹底して続けてください。
また毎日の生活のなかに歯周病にかかりやすくなる要因がひそんでいます。食生活の改善、禁煙をするなどなど、心がけてください。  


Posted by koikenina at 15:31Comments(0)