健康、生活 › 2018年12月

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2018年12月22日

歯周病の原因は、むし歯と同じく歯の表面に付着したバイオフィルムの中で繁殖する細菌です

歯周病は歯を支える骨をなくしてしまう怖い病気です。原因は歯周病菌と歯周病を悪化させてしまう数々のリスクファクターが存在することにより発症します。最初は歯茎が腫れて、歯ブラシなどが当たると出血があります。もちろん、歯ブラシがきちんと当たっていないと歯茎からは出血すらありません。骨が下がってきても痛みがありませんので、発見が遅れ、残念ながら気づいた時には歯を維持させることができない、ということも多々あります。
スリーウェイシリンジ
メインテナンスの目的
メインテナンスは、持続的なバイオフィルムの破壊と除去を行って治療によって得られた口腔内の健康な状態を維持させ、むし歯、歯周病を予防することを目的としています。
治療としては専門家によるプラークコントロールとして、スケーリング、ルートプレーニングなどを行います。
具体的には、歯周ポケット内の歯周病原菌であるグラム陰性菌群は、処置した後12~16週で、もとの歯周叢に戻る傾向があります。
そこで、細菌の量が悪影響を起こしだす前に、プロフェッショナルバイオフィルムコントロールを行って、歯周病の再発を予防する為に、その人の歯周環境に応じた、今後のメインテナンス・プログラムを決定します。

スケーリング・ルートプレーニング
歯周病の原因は、むし歯と同じく歯の表面に付着したバイオフィルムの中で繁殖する細菌です。バイオフィルムは唾液中の栄養と結びついて石のように固い物質になります。これが歯石です。歯石の表面の凹凸に細菌が付着しやすく、歯ブラシの先が届かない凹凸の中で繁殖した細菌が歯周病の原因になります。そのため、バイオフィルムを破壊するだけではなく歯石の中の細菌も除去しなければ、歯周病の進行を止めることができません。
歯周病の原因となるバイオフィルムが増殖している場所は、歯と歯肉の間の歯周ポケットの中ですから、患者さんが歯ブラシしただけでは除去することはできません。 そのため歯周ポケットの中でバイオフィルムが歯石となって歯の根に付着するのです。
歯石となったバイオフィルムは強固に歯に付着しているため、スケーラーという専用の器具を使用して取り除くスケーリングをした後、歯の表面をツルツルに滑らかにしてバイオフィルムが付きにくくするルートプレーニングをおこなうことによって歯周病の進行のリスクを軽減することができます。
歯科 ユニット
スケーリング
スケーリングとはスケーラー(あるいは超音波スケーラー)と呼ばれる金具を使って、歯肉縁上および歯肉縁下の歯面からプラーク(歯垢)、付着物、および歯石を除去することをいいます。
ルートプレーニング
ルートプレーニングとは、スケーリング終了後に、歯根表面の歯垢によって汚染・軟化したセメント質や象牙質を除去し歯根面を硬く滑沢な面に仕上げることをいいます。
ルート(歯根部)をプレーニング(平らに)することはとても重要であり、これがでこぼこのままだと歯根部のむし歯の原因になります。  


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2018年12月21日

『歯肉炎』は治療をすれば完治できる病気

最終的に歯を失うことになる恐ろしい病気!それが歯周病です!
歯が健康であることの喜びは歯を失って初めて気付くものです。かたい食べ物、やわらかい食べ物など気にすることなく食べられるのは健康な歯があるからこそで、これは色々な味覚も楽しむことができることにも繋がります。現在では“食事を楽しむこと”は健康長寿、つまり自立した老後を送る上でも大切な要素とされています。歯科医院では患者様の将来の健康に重点を置いた歯周治療に取り組んでおります。歯のグラグラや歯ぐきからの出血、歯ぐきがブヨブヨするなどの症状が見られる方はお気軽にご相談ください。
オートクレーブ
『歯肉炎』は治療をすれば完治できる病気
 
歯周病はその進行度合いに応じて『歯肉炎』と『歯周炎』の2つに分類されます。つまり『歯肉炎』は歯周病の仲間の1つであり、原因となる細菌もほぼ同じということになります。歯周病菌はまず歯ぐきに感染し、炎症をおこします。この状態が『歯肉炎』です。
歯肉炎の症状としては、下記の特徴がみられます。
 
・歯ぐきが腫れぼったい
・歯磨きの時に歯ぐきから出血する
・歯ぐきがむずがゆい
 などが挙げられます。
歯ぐきになんらかの異変を感じるものの、大きな痛みや腫れはないのが特徴です。
 
また歯肉炎は歯磨きや専門的なクリーニングで歯に付着した汚れをしっかり落とせば、元のきれいな歯ぐきへと回復させることができます。つまり歯周病は初期の状態である『歯肉炎』の段階で適切な処置をおこなえば、その先の『歯周炎』への進行を防ぐことができるわけです。
 超音波スケーラー
『歯肉炎』で食い止めなければ歯周病はやがて『歯周炎』の段階へ
 『歯肉炎』の状態を長く放置しておくと、次の段階の『歯周炎』へと進行します。
 『歯肉炎』と『歯周炎』、この両者の違いは何か?それは『歯肉炎』が歯ぐきのみに限られた病気であるのに対し、『歯周炎』はさらにその下にある歯を支える骨にまで病気が広がってしまうところにあります。そして歯周病菌によってその骨が破壊されてしまうと、やがて歯を支えきれなくなってしまいます。また『歯肉炎』は適切な処置をおこなえば歯ぐきを健康な状態へ回復することができるのに対し、『歯周炎』はある程度進んでしまうと治療をしても元の状態に戻すことができません。つまり歯周病は『歯周炎』という状態にまで進んでしまうと、完治が難しくなるのです。さらにやっかいな点は『歯肉炎』から『歯周炎』へと進行しても、すぐには症状が変わらないため気づきにくいことにあります。
したがって歯周病は早い段階で予防や治療をはじめることが非常に重要となります。歯ぐきに何らかの違和感を覚えたら、早めに歯科医院を受診しましょう。  


Posted by koikenina at 15:33Comments(0)

2018年12月21日

『歯肉炎』は治療をすれば完治できる病気

最終的に歯を失うことになる恐ろしい病気!それが歯周病です!
歯が健康であることの喜びは歯を失って初めて気付くものです。かたい食べ物、やわらかい食べ物など気にすることなく食べられるのは健康な歯があるからこそで、これは色々な味覚も楽しむことができることにも繋がります。現在では“食事を楽しむこと”は健康長寿、つまり自立した老後を送る上でも大切な要素とされています。歯科医院では患者様の将来の健康に重点を置いた歯周治療に取り組んでおります。歯のグラグラや歯ぐきからの出血、歯ぐきがブヨブヨするなどの症状が見られる方はお気軽にご相談ください。
歯科器具
『歯肉炎』は治療をすれば完治できる病気
 
歯周病はその進行度合いに応じて『歯肉炎』と『歯周炎』の2つに分類されます。つまり『歯肉炎』は歯周病の仲間の1つであり、原因となる細菌もほぼ同じということになります。歯周病菌はまず歯ぐきに感染し、炎症をおこします。この状態が『歯肉炎』です。
歯肉炎の症状としては、下記の特徴がみられます。
 
・歯ぐきが腫れぼったい
・歯磨きの時に歯ぐきから出血する
・歯ぐきがむずがゆい
 などが挙げられます。
歯ぐきになんらかの異変を感じるものの、大きな痛みや腫れはないのが特徴です。
 
また歯肉炎は歯磨きや専門的なクリーニングで歯に付着した汚れをしっかり落とせば、元のきれいな歯ぐきへと回復させることができます。つまり歯周病は初期の状態である『歯肉炎』の段階で適切な処置をおこなえば、その先の『歯周炎』への進行を防ぐことができるわけです。
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『歯肉炎』で食い止めなければ歯周病はやがて『歯周炎』の段階へ
 『歯肉炎』の状態を長く放置しておくと、次の段階の『歯周炎』へと進行します。
 『歯肉炎』と『歯周炎』、この両者の違いは何か?それは『歯肉炎』が歯ぐきのみに限られた病気であるのに対し、『歯周炎』はさらにその下にある歯を支える骨にまで病気が広がってしまうところにあります。そして歯周病菌によってその骨が破壊されてしまうと、やがて歯を支えきれなくなってしまいます。また『歯肉炎』は適切な処置をおこなえば歯ぐきを健康な状態へ回復することができるのに対し、『歯周炎』はある程度進んでしまうと治療をしても元の状態に戻すことができません。つまり歯周病は『歯周炎』という状態にまで進んでしまうと、完治が難しくなるのです。さらにやっかいな点は『歯肉炎』から『歯周炎』へと進行しても、すぐには症状が変わらないため気づきにくいことにあります。
したがって歯周病は早い段階で予防や治療をはじめることが非常に重要となります。歯ぐきに何らかの違和感を覚えたら、早めに歯科医院を受診しましょう。
   


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2018年12月21日

歯周病の症状はさまざまで、程度によって異なります

歯肉の炎症を歯肉炎といい、歯肉の下の歯を支える歯周組織の炎症を歯周炎といいます。この2つを合わせた病名の総称を歯周病と呼びます。ワンちゃん、ネコちゃんの口の病気でもっとも多いのが歯周病です。また、発症率は年齢とともに増加します。歯周病は、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が原因で起こる病気です。歯垢はお口の中の細菌の塊(バイオフィオフィルム)で、食べカスを栄養源として毒素を出します。その毒素が歯肉や歯を支える(歯槽骨)などを破壊していきます。プラークはブラッシングにより除去できますが、実際にはどんなに上手に磨くことができる人でも、60~80%程度しか除去できません。残ったプラークが唾液に含まれるカルシウムと結合することにより、歯石ができます。歯石は歯ブラシでは除去できず、表面がザラザラしているため、プラークがさらにつきやすくなります。また、歯石の下は歯周病菌が繁殖し、いわゆる歯周病菌の巣ができます。これにより、磨いても歯周病が進行してしまうのです。
歯科器具
原因
歯周病の原因は歯垢(プラーク)や歯石の中の細菌とされています。細菌そのものや細菌の出す毒素によって歯肉炎が起こり、さらに進行すると歯の根元の歯周組織にまで炎症が拡がり歯周炎となります。
糖尿病などの慢性疾患や猫白血病ウィルス(FeLV)感染症や猫免疫不全ウィルス(FIV)感染症などによって、ネコちゃんの免疫力が低下している状態だと歯周病になりやすくなります。

症状
歯周病の症状はさまざまで、程度によって異なります。正常な歯肉はピンク色ですが、歯周病では歯肉の赤み・腫れ、出血がみられ、口臭、ヨダレ、歯の動揺、痛みによる食欲不振などの症状がみられます。さらに進行すると、鼻水、くしゃみ、顔の腫れなどもみられることがあります。
また、歯周病は炎症を起こした部分から細菌が侵入して血流に乗って運ばれ、心臓や腎臓、肝臓にまで病気を引き起こすおそれもあります。
治療
一般的に、原因となっている歯垢や歯石の除去と、お薬の投与などによって治療を行いますが、歯を支えている骨(歯槽骨)まで破壊されている場合などは抜歯が必要となる場合もあります。
ハンドピース
予防
口の中に食べかすや歯垢がたまると、カルシウムなどが沈着し歯石を作ります。歯石は歯肉炎の原因になるばかりでなく、細菌を増殖しやすくしてしまいます。このような環境を作らないようにするためにも、歯磨きの習慣をつけましょう。(ケア方法につきましては、『おていれ「歯磨き」』をご参照ください)歯垢が石灰化し、歯石となってしまうと全身麻酔下での歯石除去が必要となる場合が多くなります。歯石除去の時期につきましては、かかりつけの獣医さんにご相談ください。  


Posted by koikenina at 12:46Comments(0)

2018年12月19日

成人だけではなく若年者にも多くみられる国民病

最近では「お口の健康は全身の健康の源」と言われ、一般の方々の間でも、お口の健康への関心が高まっています。
特に、むし歯や歯周病など歯科領域の症状や治療が身体にも影響を与えることや、逆に身体の変化や症状がお口の中に及ぼす影響について関心が寄せられています。その中でも、生活習慣病の一つである歯周病が身体に及ぼす影響としては、心臓・循環器疾患や糖尿病といった他の生活習慣病に深く関わっていることが明らかになってきました。
抜歯鉗子
つまり、歯周病を予防し、治療後は適切に管理して再発を未然に防ぐことが、身体全体の健康維持につながることになるのです。いつまでも元気に年を重ねていくためにも、歯周病と身体の関係について理解を深めていただき、健口(健康)を維持していきましょう。

成人だけではなく若年者にも多くみられる国民病
歯周病は、歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨で構成される歯周組織(下図参照)が、お口の中の細菌感染によって破壊される慢性炎症性疾患。歯を失う最も大きな原因となっています。
厚生労働省が行なった調査では、成人(30〜64歳)の約8割が歯周病に罹っているという結果がみられました。また、同調査から、成人だけではなく若年者も多く罹患していることがわかりました。さらには、小・中学校の学校歯科健診において歯周病と判定される児童や生徒が増えているという報告もあります。このような現実から、歯周病は私たち日本人の“国民病”とまで言われているのです。

歯科衛生士のサポートが不可欠
歯科医院などでの治療は、患者さんのお口の中を診査・診断した上で、その人に適した治療計画に沿って行なわれます。
歯周病の予防及び治療の基本はプラークコントロールですが、これはセルフケアとプロフェッショナルケアの2種類に大別され、特に重要となるのが患者さん自身が毎日行うセルフケア。
抜歯鉗子
歯ブラシはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスなどの適切な使用方法を覚えることが大切です。一方、プロフェッショナルケアは、専門家(歯科医師、歯科衛生士)によって定期的に行うお口の衛生管理。セルフケアで取りきれていないプラークや歯石を専門的に除去することで、予防や治療後の維持・管理に欠かせないものとなります。つまり、セルフケアとプロフェッショナルケアは、どちらかが欠けてもいけない、プラークコントロールの両輪と言うことができるでしょう。

また、プラークが溜まりやすい口内環境の改善のため、歯石の除去や補綴物の修正などの処置が必要となることもあります。さらに、歯周炎に進行している場合には歯肉の再付着を促す治療、ケースによっては歯周外科という小手術を行うことも検討されます。このように治療を進めていく過程では必要に応じて治療計画が修正されますが、患者さんが歯周病に罹った背景や生活習慣等を理解し、しっかりサポートしてくれる歯科衛生士との出会いが、歯周病治療において大切なポイントになるでしょう。
  


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2018年12月19日

日本人にもっとも多い病気、それは歯周病かもしれません。

厚生労働省の「歯科疾患実態調査」によると、歯周病は25~34歳の若い世代ですでに約80%、45~54歳の中年層では88%もの人にその兆候がみられます。これほど歯周病の人が多いのに、それがどんな病気なのかはあまり知られていません。これは歯周病が初期には痛みもなく、歯肉(歯茎)がちょっとはれたり、歯磨きのときに少し出血する程度なので、そのまま放置している人がほとんどだからでしょう。歯周病は、歯をささえる歯肉やその周辺組織が炎症を起こし、悪化すると歯槽骨が溶け、歯を失うことにもなる病気です。その原因となるのが、しこう歯垢(プラーク)です。歯垢というと、食べカスのことだと思っている人が多いのですが、実は歯周病菌という細菌のかたまりなのです(*1)。歯垢がたまると、歯周病菌の酵素や毒素によってまず歯肉が炎症を起こします(歯肉炎の段階)。次いで歯と歯肉のすきま(歯周ポケット)に歯周病菌が増殖し、炎症が歯根膜や歯槽骨にまで及びます(歯周炎の段階)。この状態を放っておくと、歯がぐらつき、やがて抜け落ちてしまいます。
ホワイトニング機器
(*1)歯を失うのは虫歯のためと思われがちですが、最大の理由は歯周病です。その原因となる歯周病菌には、ポルフィロモナス・ジンジバリス(PG菌)をはじめとした数種類の細菌類があります。

<歯周病の自覚症状>
一般に歯周病になると、次のような症状がみられます。症状がいくつも重なる場合や、とくに最後の3つの症状のうち1つでもあてはまる場合には、悪化している可能性があります。早めに歯科で検査を受けましょう。
朝起きたとき、口のなかがネバネバする
食べ物が歯のあいだによくはさまる
冷たい飲み物や冷たい空気が、歯肉にしみる
歯肉がはれ、うずくことがある
口臭がする(歯垢は口臭の大きな原因です)
歯磨きのときに出血する
固いものを噛むと出血する
歯肉が赤黒くなり、固いものが噛みにくい
歯肉がぶよぶよして、押すと血やウミが出る
ぐらぐらしている歯がある
歯科 超音波スケーラー
歯垢が固くなって歯石の状態になると、歯磨きではなかなか除去できません。また歯石があると、その上に歯垢が付きやすくなります。すでに歯石がある場合は、まず歯科で歯石除去をしてもらったほうが、歯磨きの効率もよくなります。
毎日歯磨きをしていても、磨き残しがあると少しずつ歯石ができてしまいます。また、歯並びが悪かったり、体質的なものから歯石のできやすい人もいます。できれば年に1、2回は歯科を受診し、歯周病の検査も兼ねて歯石除去をしてもらうことも大切です。
歯肉のマッサージも、歯周病の予防には効果があります。歯周病を起こしている歯肉は、ほかの部分よりも血液の流れが悪くなっています。マッサージによって血流が改善されると、歯肉が盛り上がって歯周ポケットは小さくなり、それだけ歯周病菌がはびこりにくくなります。やわらかめの歯ブラシでも歯肉のマッサージはできますが、強く当てると歯肉を傷めることもあります。出血しやすい人は、マッサージ用歯ブラシもあるので、歯科や薬局で相談してください。  


Posted by koikenina at 11:15Comments(0)

2018年12月18日

歯と歯ぐきの隙間を歯肉溝と言います

歯周病は、歯周病菌によって歯を支える歯ぐき(歯肉)に炎症が起こり、歯ぐきやその内側にある歯槽骨などが破壊されていく病気です。
進行すると歯槽骨の歯を支える力が弱まり、歯が抜け落ちてしまいます。歯周病で歯を失ってしまうと、食べ物をよく噛むことができなくなり、軟らかい食べ物ばかりになるなど、食生活の偏りを招き、糖尿病の要因になります。なお、歯周病は糖尿病だけでなく、心疾患や脳血管疾患、認知症などとも関係していることが明らかになっています。

原因と治療法
歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)中の細菌です。歯周病原性細菌から出される毒素によって歯周ポケットが作られます。ここは細菌にとって住みやすい環境です。 歯周ポケットの中では歯周病原性細菌が毒素をどんどん作り出し、歯周病を悪化させていきます。歯周病が悪化すると歯ブラシを当てただけで痛くなり、ブラッシングが疎かになります。そうなると、さらに歯周病が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。他にも、身体の免疫力が低下したり、口腔内や生活環境が悪化することによっても歯周病は進行します。これらが複雑的に絡み合い、歯周病を発症します。原因を取り除くことが、歯周病の治療につながります。
歯科技工 材料
歯周病と全身の健康
歯周病の原因はプラーク(歯垢)ですが、最近では糖尿病などの全身疾患や、喫煙などの嗜好や生活習慣が歯周病を引き起こしたり、悪化させる原因(リスクファクター)になっていることが分かってきています。歯周病も生活習慣病のひとつとして認知されているのです。歯周病を予防・改善していくためには、口腔清掃はもちろんですが、ライフスタイルを見直して生活習慣病を予防し、全身の健康状態を整えていくことが重要です。歯周病のリスクファクターとその関係について説明します。

歯肉溝と歯周ポケット
歯と歯ぐきの隙間を歯肉溝と言います。健康であれば歯肉溝の深さは2mm程度ですが、歯周病になると歯肉溝に入り込んだバイオフィルムによって歯周組織が破壊され深くなっていきます。この病的に深くなった歯肉溝が歯周ポケットで、歯周病の状態を見極めるひとつのバロメーターとなっています。重度の歯周炎になると歯周ポケットの深さは10mmに達することもあります。
口腔内カメラ
歯肉炎のように歯ぐきの炎症で留まっているうちは治療によって完全な治癒が見込めますが、歯周炎になってしまうと歯槽骨の破壊が始まっているため、健全な状態に戻すことはできても、失った歯槽骨までは元に戻すことはできません。歯周病は中等度の歯周炎でも「あれっ? 何か変だなぁ」といったレベルでしか感じられないかもしれません。しかし、歯周病は確実に進行しています。重度の歯周炎になる前に歯科医院で定期健診を受けましょう!  


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2018年12月18日

気持ちいい! また受けたい!やまざき歯科のPMTCはひとあじ違います!

歯周病とは、歯ぐきや、歯を支えている骨などの組織に炎症がおこる病気です。
歯肉炎や歯周炎など、炎症からくる様々な症状を総称して、歯周病と呼びます。歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの境目にたまったプラーク(歯垢)であり、プラークの不十分な除去によって口臭も発生します。炎症が起こるのは、プラーク中の歯周病細菌が出す毒素によるものです。それにより歯を支えている組織は徐々に破壊され、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

PMTC(歯のクリーニング)
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は歯科医師や歯科衛生士がおこなう専門的なお口のクリーニングです。歯周ポケットなど歯みがきができない部分をきれいにするPMTCは歯周病予防には最適な治療で、口臭や歯の着色(黄ばみ)などを改善する効果もある、さわやかな気持ちの良い治療です。
歯科レントゲン
気持ちいい! また受けたい!やまざき歯科のPMTCはひとあじ違います!
歯周病は喫煙者に多い傾向が見られます。これは、歯肉を走っている無数の毛細血管への酸素の供給が欠乏するためと考えられています。やまざき歯科ではPMTCと一緒に歯肉マッサージをおこなっています。お口のケアのスペシャリストである歯科衛生士が、歯肉の凝りと緊張をやさしくときほぐします。心地よいと感じる部位や力加減は人それぞれ。個々の患者様にあった歯肉マッサージでウトウトしてしまうほどの心地よさを堪能していただけます。

TBI(歯みがきの説明)
正しい歯みがきの方法を知っているつもりでも、月日が立つと変わってしまうのが私たち人間です。定期健診のたびに歯みがきの問題点を調べることは、お口の健康を保つためにとても大切なことです。お口の状態によっては歯間ブラシやデンタルフロスの使用方法も説明します。
マイクロモーター
チェックしてみましょう!歯周病チェックリスト
歯茎が腫れている(色が赤い。プクッとした感じがある)
歯磨きをすると血が出る
歯茎がムズムズする。むず痒い感じがする
体調が悪いと歯が浮いたような感じがする
口臭がある
口の中がネバネバする
歯茎から膿が出る
固いものが食べづらい
歯がグラグラする。歯が揺れて噛みにくい
歯が伸びた気がする  


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2018年12月17日

歯周病が恐ろしいのは,かなり進行するまで目立った症状や痛みを伴わないことです

歯周病の予防や進行を止めるには,早期発見,早期治療が大事です
歯周病(歯槽膿漏 / 辺緑性歯周炎)は「静かなる病気」と呼ばれるほど自覚症状がほとんど感じられない病気で,気づいたときには歯を支えている骨(歯槽骨)が溶かされてボロボロになり,重症になっているケースも少なくありません.歯周病(歯槽膿漏)は大きく分けて,歯肉炎と歯周炎にわけられます.日本人の場合,歯肉炎は10~20代前半ですでに50%,50才代でおおよそ80%以上の人がかかっているといわれている怖い病気です.歯周病の予防や進行を止めるには,早期発見,早期治療が大事です.
パルスオキシメーター
歯周病が恐ろしいのは,かなり進行するまで目立った症状や痛みを伴わないことです.自分では歯ブラシを十分して,大丈夫だと思っていても,腫れる,痛い等の自覚症状がないために気がつかないまま,個人の抵抗力にもよりますが,知らず知らずに20年30年と長い間に徐々に悪化しながら,本人の自覚がないままに歯周組織が壊されていきます.
ある程度悪化してから,体調が悪い時にうずいたり歯茎からの出血で気になる程度です.

それから噛めない,腫れる,歯が動く,隙間ができた,歯並びが変わったなどご自分で歯周病だと気がついた時にはかなり悪化している場合が少なくありません.程度の差はありますが,全世界の人口のおよそ7割の人々が歯周病に罹患しているといわれています.
歯科定期検診は少なくとも半年に一度は必要です.

歯周病ってなに
歯周病とは歯を支える組織 ( セメント質,歯根膜と顎の骨) が,壊されている病状を言います.
もう少し詳しく説明しますと,歯周病 ( 歯周疾患)の原因は約70%もの細菌,血球,剥離上皮細胞,残渣物で構成される歯垢や歯石が歯周ポケットに存在し,過咬合によって起こる歯の動揺は歯肉溝の拡大と細菌の篏入により歯周ポケットを形成する.また,硬固物咀嚼をくり返すことによる歯根のヒビやハウシップ窩の形成は歯周ポケットに潜む細菌の細胞膜であるLPSや細菌によって産生されるコラゲナーゼ,ヒアルノニダーゼ,コンドロイチナーゼなどの組織溶解物質による組織浸襲が原因で,歯の根の周りから歯を支えている歯肉・歯槽骨・歯根膜・セメント質で構成される歯周組織に波及し,やがては免疫応答が破綻して組織抵抗力を失い,歯周組織がどんどん壊されていく症状をいいます.
ダイヤモンドバー
言い換えますと,咬むことによって歯を支えている組織が細菌等の産生物や自己蛋白異常により壊されて,その歯の周りの骨がどんどん壊されていきます.そうすると,歯が動いてきます.動いてきた時は歯を支える歯槽骨は1/3以上が破壊されていますから,相当に壊されたと考えられます.また,急性で歯ぐきが腫れたときに気付く場合も多いようです.  


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2018年12月17日

 歯周病を引き起こす細菌が原因です。細菌は何種類かあります

歯のまわりにある歯周組織が炎症を起こしている状態をいいます。
歯周組織とは歯肉、歯根膜、歯槽骨(しそうこつ)、セメント質をいい、おもに歯を支える役目があります。炎症を起こしている範囲が歯肉に限局するものを歯肉炎、炎症が深部へひろがり歯槽骨の吸収などがみられるものを歯周炎といいます。一般的には歯肉炎を放置すると歯周炎に移行していきます(辺縁性歯周炎)。
ダイヤモンドバー
[原因]
 歯周病を引き起こす細菌が原因です。細菌は何種類かあります。口の中ではプラーク(歯垢〈しこう〉)として存在します。プラークは細菌とそれら細菌の代謝物からできており、1mgのプラークの中には1億個以上の細菌が存在します。
 また、プラークにカルシウムが沈着すると歯石(しせき)になります。そして、このプラークや歯石を足場にさらに細菌がつき、増殖します。プラークが歯と歯肉の境目あたりについたままの状態が続くと、細菌が出す酵素や毒素などによって歯肉に炎症が起こります(歯肉炎)。
 歯と歯肉の間のすきまが大きくなってポケットができ、炎症がさらに歯根膜(歯と歯槽骨をつないでいる)や歯槽骨(しそうこつ)に波及するとあきらかに歯がゆるみ、ゆれて動きやすくなってきます(歯周炎)。
 このようなプラークの形成を促進する要因としては、適合していない冠(治療で歯にかぶせたもの)、歯並びの不正、口呼吸などがあげられます。歯ぎしり、くいしばりなどによって、限られた歯にだけ強い力がかかったりすると歯周組織に外傷が起こり(咬合〈こうごう〉性外傷)、歯周病を進行させ、治りにくくします。また、全身的な要因には年齢、栄養状態、血液の病気、糖尿病、ホルモンの変化、薬剤などがあります。

[治療][予防]
 歯周病の予防でもっとも大事なことは、まず、歯周病の原因となる細菌の数を減らすこと、そして、からだの抵抗力を高める、あるいは低下させないことです。最近では歯周病は「生活習慣病」ととらえられています。食事の習慣やストレス、不規則な生活などは歯周病を悪化させ、治りにくくします。喫煙の影響も指摘されています。細菌の数を減らすということはすなわち、ほとんど細菌のかたまりといえるプラークを取り除くこと(プラークコントロール)にほかなりません。つまり適切なブラッシングが必要になります。
歯科 鉗子
歯石になってしまったものは歯科医院などでとってもらいましょう。軽度の歯肉炎であれば適切なブラッシングをすることと、歯石をとってもらうことだけで治ります。しかし、歯肉炎が進行して歯と歯肉の間のポケットができると、このポケットの中のプラークや歯石も取り除かなければ炎症はおさまりません。ポケットが深くなって、歯槽骨の吸収も進んだ重度の歯周炎になると、歯肉の深部の手術をしなければならないこともあります。

吸収された歯槽骨や歯根膜を再生させるために、生体になじみやすい特殊な膜を歯肉に埋め込んだり、歯が形成されるときに作用するたんぱく質や増殖因子と呼ばれるたんぱく質を使う治療法(組織再生誘導療法)もありますが、特に徹底したプラークコントロールが必要であるうえ、いくつかの条件がととのわなければ適用できません。
  


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