健康、生活 › 2019年07月25日

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2019年07月25日

むし歯は進行したり、治ったりを自然に繰り返しています。

定期的なメンテナンスが必要です
小さい頃、寝る前や学校で歯磨きをしたか確認をされた経験のある方はほとんどだと思います。学校でも歯科医師による歯磨き指導を受け、正しい歯の磨き方を教わったにもかかわらず、虫歯になってしまい、治療をすることになってしまった方は大勢います。歯磨きを適当に済ませてしまったり、歯磨きを怠ってしまって虫歯になる方はもちろんいますが、中には教わった通りに歯を磨いても虫歯になってしまう方もいます。それを踏まえると、歯磨きだけでは、虫歯になるのを予防できなかったのではないかと考えられます。日本では、12歳児の虫歯本数が、平均で1人あたり2本以上、その後急激に増加し、20歳になると10本近くになります。これは、先進国の中では大変多い数字です。北欧では12歳児の平均は1本以下、20歳になっても2〜3本という結果が出ています。歯の質、食べ物、歯磨きの仕方など、考えられることは多くありますが、諸外国と日本では何が違うのでしょうか。治療を主体とする日本と、予防を主体とする北欧の保険制度の違いともいわれています。 日本では歯医者は直しに行くところですが、北欧では歯医者は悪くならないように予防をしに行くところなのです。
ワックスペン
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)とは歯科衛生士、歯科医師が行う専用機材を用いて歯面清掃を行うことです。プラークや食べ物、タバコなどでついた汚れは、ブラッシングだけでは完全に除去することはできません。このような、患者さん自身では除去できないプラーク、汚れをPMTCで除去します。毎日の歯磨きに加え、定期的にPMTCを行うことで、プラークや汚れだけではなく、バイオフィルムに守られた細菌も除去することができ、虫歯や歯肉炎を効果的に予防することができます。また、PMTCは歯科医師や衛生士といった、プロによって行われるものなので、口の中に異常があれば、その場ですぐに専門的な対応をしてもらえます。口の中を綺麗にすると同時に、病気の早期発見にもつながります。
生活習慣を改善
むし歯は進行したり、治ったりを自然に繰り返しています。
口の中に食べ物が入っていると糖を原料にバイ菌が酸を作って歯を溶かしていきます。その酸を、唾液がゆっくりアルカリに近づけていき、唾液の中のカルシウムなどが溶け出した歯に沈着して再石灰化が起きて治していきます。しかし、酸をアルカリにするのに時間が掛かることに加え、間食の回数が多かったりすると、アルカリになる前にまた食べ物が入ってくるため、歯は溶ける一方です。食べ物を食べ終わってから次に食べ物を食べるまでの時間が短いとむし歯が進むのです。このように、だらだら食いが虫歯を進行させてしまいますが、人間には虫歯を自然に治す機能も備わっているので、まずは間食の回数を減らすを控えることから始めましょう。
歯周病は、プラークを構成する細菌による感染症であると共に、生活習慣病でもあります。プラークとは、歯に付着している粘着性の沈着物で、多くの細菌から構成されている、細菌の固まりなのです。プラークの細菌は、糖分を分解して酸を作り出し、加えて、毒素も作り出します。この毒素が歯茎の奥まで入り込んだりすることで歯周病になってしまいます。また、喫煙者は歯周病になりやすいとも言われています。
生体情報モニタ
歯周病を予防するためにはプラークを極力減らすことが大切です。プラークを減らす努力を「プラークコントロール」と言い、日常的なプラークコントロールとしては、やはり食後の歯磨きが重要です。糖分を控える、タバコを控える、歯磨きを怠らないなど、普段の生活を改めることでリスクを軽減することができます。ですが、それだけではプラークを完全に除去するのは難しいので、定期的に歯医者さんに通うようにしましょう。  


Posted by koikenina at 11:47Comments(0)

2019年07月25日

歯周病の治療中や治療終了直後は、歯周病菌が非常に少なくなっています。

いままでに治療が終わってから、こんな説明を受けたことはないですか?
「今日で治療は終りです。治りました。また痛くなったり、問題があったら来て下さい。」
これって、本当に治っているの? 
治療の成功は治療終了後、長期にわたり健康な状態が維持できて、はじめて評価できるものと思います。歯を抜きに歯科医院に行くのか?歯を保存するために行くのか?と言うことです。ご自身の歯は、自分自身で守ることができるのです。もう、痛みがあってから治療するという従来型の歯科治療から脱却して、いつまでも健康なお口を維持するために歯科医院に行くと言う考えに変えてみてはいかがですか?
歯周病は、再発が多い病気と言われています。
その理由の一つにこのメンテナンスを受ける習慣が日本人には定着していないことがあげられます。歯周治療が終了しても、きちんとした管理ができていなければ再発してしまいます。実際に長期間にわたり歯周治療を行い、いったん健康を取り戻したにもかかわらず、メンテナンスを行わなかったばかりに2~3年後に再発をしてしまい、抜歯しなければならない状態になった患者さんもいます。
オートクレープ
歯周病の治療中や治療終了直後は、歯周病菌が非常に少なくなっています。
はじめは、ブラッシングも非常に注意をし、一生懸命に行っていますが、時間とともにだんだんおろそかになって行く場合もあり、再び歯周病菌が増殖し再発をおこしてしまうのです。メンテナンスとは、定期的に口腔内を管理することにより歯周組織の健康を維持していくことです。アメリカ歯周病学会では、歯周病のメンテナンスを「歯周病の治療の延長であり、歯周組織に対する定期的評価と予防処置を続けることである。そしてその結果、新しいあるいは再発する異常や疾患を早期に発見し、治療しようとすることである。」としています。

メンテナンスとは歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。治療が終了した後は、3~4ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。歯周病は主に、口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。したがって、この細菌を生涯除去し続けることが、歯周病を予防し、お口の健康を維持するために必要となります。細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ますが、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。これらは歯科衛生士による専門的なクリーニングによって除去してもらいましょう。歯周病は再発の多い病気と言われています。治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。治ったといっても溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではなく、ほとんどが歯と歯肉が弱い結合で治っているのにすぎないのです。ブラッシングが不充分であったり、メンテナンスを怠ると細菌が活動しはじめ歯周ポケットが深くなり容易に「再発」をおこします。遠心鋳造器
また、残念ながら治療の限界のため、部分的に治りきらないところが残ってしまうこともあるでしょう。
そのような部位でもメンテナンスを継続することにより歯周ポケットがさらに深くならないように、「進行を食い止める」ことができるのです。  


Posted by koikenina at 11:01Comments(0)