健康、生活 › 2020年11月20日

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2020年11月20日

歯周病とは、歯茎や歯槽骨(顎の骨)など、歯を支える歯周組織が炎症によって破壊されていく病気です

虫歯に比べるとあまり知られていませんが、私たちが歯を失う原因としてもっとも多いのは歯周病であり、日本人の30歳以上の約8割が歯周病にかかっているというデータもあります。歯周病が進行すると、歯を支える顎の骨が溶かされていきます。そのまま放置していると、やがて歯を支えきれなくなり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は痛みなどの自覚症状が出にくいため、重症化してから気付く人も少なくありません。歯科を受診したときにはすでに手遅れで、歯を残す手立てがないというケースもあるため、少しでも異変を感じたら歯科医院に足を運ぶことが大切です。
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歯周病は、細菌(歯周病原菌)の感染によって起きる病気です。歯と歯茎の隙間である「歯周ポケット」にプラーク(歯垢)が溜まると、プラーク内に潜む歯周病原菌が歯周組織に炎症を起こします。私たちの体は、細菌などの異物が侵入してくると、その異物を排除しようと反応します(炎症反応)。プラーク内の細菌が歯茎に接触すると、その細菌を排除するための炎症反応が起こります。これが、歯周病のはじまり(歯肉炎)です。歯肉炎の段階であれば、適切なクリーニングと管理によって炎症は治まりますが、口腔内が不衛生な状態のままだと細菌はより深部へと侵入して炎症を広げ、歯周炎(歯周病)へと進行していきます。

歯肉炎
歯肉炎は、歯周病になる手前の状態です。歯茎が赤く腫れあがり、歯を磨いたり硬いものを食べたりすると血が出ることがあります。歯肉炎の段階であれば、丁寧な歯磨きや歯科医院での処置によって健康な状態に戻すことができます。

歯周炎
歯周炎(歯周病)になると歯周ポケットが深くなり、そこから血や膿みが出るほか、口臭が強くなります。炎症が慢性化し、歯根膜や顎の骨が溶かされていきます。進行とともに噛むと痛みを伴うようになり、歯がグラついてきます。
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歯が抜ける
歯周炎(歯周病)が重症化すると歯を支えている顎の骨が大きく溶かされます。そうなると、歯根が露出して歯のグラつきもひどくなり、放置していると最終的には歯が抜け落ちてしまいます。  


Posted by koikenina at 16:22Comments(0)

2020年11月20日

35歳を過ぎると8割以上が歯周病を抱えている!

 世界で最も患者数が多い感染症と言われる「歯周病」。日本でも35歳を超えると、8割以上が歯肉炎も含めた歯周病にかかっているという調査結果が出ています。しかも、45歳以上になると、自分でケアしただけでは回復が見込めない状態(歯周ポケットの深さが4㎜以上)の人が3割超!年齢を重ねるごとに歯周病罹患率が上がるだけでなく、その深刻度も増しています。

歯の土台がくずれる病気「歯周病」は感染症
「歯ぐきが赤い」「歯をみがいたら血が出た」それは歯周病の始まりかもしれません。虫歯は歯そのものに起こる病気ですが、歯周病は歯肉や歯槽骨など歯をとりまく組織に起きる病気です。歯肉が赤くなったり、腫れるといった症状の「歯肉炎」、歯肉から血や膿が出たり、歯を支える骨・歯槽骨が溶け始めるなどの症状が出る「歯周炎」、その両方が歯周病と呼ばれます。軽度の歯周病である歯肉炎は、正しい歯磨きをして、原因である歯周病菌のすみか「歯垢(プラーク)」を取り除くと健康な状態に回復します。しかし、歯周炎になってそのまま進行すると、歯を支える土台は弱って、歯は抜け落ちてしまいます。
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歯垢1㎎の中に約10億個もの細菌
歯周病は数十種類もの細菌による感染症です。歯垢1㎎の中に約10億個もの細菌が存在し、繁殖して毒素を出して歯肉に炎症を起こします。痛みはほぼありませんが、放っておくと歯と歯ぐきの隙間の歯周ポケットは次第に深くなり、歯周病菌の増殖にうってつけの環境をつくりだして重症化します。この感染症は、風邪やインフルエンザなどと違って完治しません。慢性感染症なので、細菌の活動を封じるには治療の継続が必要です。
また、歯周病が怖いのは、症状が口の中だけで収まらないところ。近年の研究で、歯周病菌が肥満や全身のさまざまな病気に関係することが明らかになってきています。
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歯周病の特徴
 歯周病は、細菌による感染症で、歯をとりまく組織に起こる
慢性感染症なので、治療を継続していないと細菌の活動を封じ込めることはできない
歯肉炎・歯周炎ともに歯周病である
痛みなど、自覚症状がほとんどない
歯周病が進行すると、歯が抜け落ちる
歯周病は、全身の病気に関与している
歯周病の原因となる菌そのものは、虫歯菌同様、キスなどでもうつる  


Posted by koikenina at 15:59Comments(0)