健康、生活 › 日本人の多くが悩まされる歯周病

2017年10月23日

日本人の多くが悩まされる歯周病

歯周病菌は、虫歯菌同様にプラーク(歯垢)の中に潜む細菌です。プラークは歯と歯ぐきの境目に付着しやすく、そこで石灰化してさらなるプラークを付着させます。歯周病菌が活発化すると、歯ぐきに炎症を起こし始めますが、重度になるまでこれといった自覚症状があらわれません。そのため、放置されてしまい、歯の喪失につながるのです。データでは、日本人が歯を失う原因第一位は、虫歯ではなく歯周病なのです。

【こういう方は注意が必要です】
歯周病は感染症であるため、発症は免疫力と深く関連していると考えられています。今は歯周病の症状や兆候がなくとも、次のような生活習慣がある方は、歯周病になりやすいため注意しましょう。

喫煙・不規則な生活習慣
喫煙や睡眠不足、不規則な生活サイクルではストレスや疲労が解消されず、免疫力の低下につながり、歯周病菌がお口の中で繁殖します。
歯科 スケーラー
お口のケアが十分でない
歯周病菌が生息するプラークがお口の中に溜まると、歯周病も進行しやすくなります。歯みがきだけでなくフロス、歯間ブラシなどデンタルケアの工夫が必要です。

よく咬まない食事・間食が多い
よく咬まないと洗浄効果がある唾液が分泌されません。そのため、細菌が繁殖しやすくなります。また、間食が多くお口の中に常に食べかすがあると、歯周病菌の栄養源になります。

軽度歯周炎
歯周炎が始まり、歯周ポケットは3~4mm程度になります。歯周ポケット内にプラークや歯石がたまると炎症がさらに広がり、歯ぐきの色は赤みを帯びてきます。また、歯を支える歯槽骨が溶け始めます。
生体情報モニタ
中等度歯肉炎
炎症が進行し、歯周ポケットが4~6mm程度と深くなった状態です。歯槽骨の吸収もさらに進行し、歯を指で押すと動きが始まります。ここまで進行すると、歯ぐきの腫れや出血など自覚症状が現れます。

重度歯肉炎
定期的に歯ぐきが腫れて、痛みもひどくなる状態です。



Posted by koikenina at 15:21│Comments(0)
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