健康、生活 › 歯ぐきから血が出るのは歯周病のサイン

2017年11月27日

歯ぐきから血が出るのは歯周病のサイン

歯肉(歯茎)に限局した(歯肉のみが炎症を起こした)ものが歯肉炎といいます。また、歯を支えている骨にまで影響を及ぼし、骨が溶けている(吸収)状態のものを歯周炎といい、現代人の多くは少なからず歯周炎になっています。
歯の模型
歯ぐきから血が出るのは歯周病のサイン
歯磨きのたびに歯ぐきから血が出る、歯がグラグラしてきた、歯ぐきが痩せてきたなどの症状がある方は、歯周病の疑いがあります。歯周病は実に全体の7割以上の成人がかかっている国民病です。歯周病は歯を失ってしまう原因のワースト1であるだけではなく、最近の研究では全身に様々な悪影響を及ぼしてしまうことが分かってきました。

全身に深刻な影響を及ぼす歯周病菌
歯周病菌は増えてくると唾液や血液の中に入り込んで体のあちこちに飛び火し、全身に深刻な影響を及ぼしかねないことがわかってきました。高齢者に多い嚥下性肺炎、敗血症、心内膜炎、早産、低体重児出産などとの関連性が指摘されています。
マイクロスコープ 歯科
日本では成人の80%以上が罹患しています
歯周病は成人の80%以上がかかっていると言われています。歯周病の症状を訴えて当院に来院される患者さまは全体の4割ほどですが、自覚症状がなく、来院されて初めて歯周病が発見される方を含めると、確かに8割の患者さまが歯周病を抱えています。

歯を失う原因の第一位は歯周病です
日本における歯を失う原因の第一位は歯周病です。また、近年、歯周病は糖尿病や心臓の病気と因果関係があることがわかってきました。これらの疾患をお持ちの方は、日本歯周病学会に認定されている歯科医師のもとでしっかりと治療することが大切です。



Posted by koikenina at 16:52│Comments(0)
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