健康、生活 › 健康な歯ぐきはピンク色で引き締まっています。

2018年02月26日

健康な歯ぐきはピンク色で引き締まっています。

正常な歯周組織はピンク色の歯ぐきで赤い炎症や出血も見られず、引き締まっています。また歯はしっかりと骨に支えられ、グラグラ揺れることはありません。この健康な状態をずっと続けていくことがとても大切です。歯科医院での定期的な歯垢・歯石の除去や日々の正しいブラッシングで健康な状態を保ちましょう。

歯肉炎(しにくえん)
歯肉だけが炎症を起こしている状態です。歯の周りに付いた汚れにより炎症が起き、歯ぐきが赤く腫れ、容易に血が出る状態です。歯ぐきの部分だけが炎症を起こしており、歯や骨には異常がありません。汚れを早期に取り除けば健康な状態に戻りますので、ブラッシング方法を見直したり、歯科医院での歯垢・歯石の除去を行うことをおすすめします。

軽度・歯周炎(ししゅうえん)
歯を支える骨に影響が出てきます。
歯肉炎が進行すると、歯の周りの骨に影響を及ぼす「歯周炎」に移行します。出血するだけでなく、歯を支えている骨が溶けはじめてきます。膿(うみ)がたまって口臭が出ることもあります。一度溶けてしまった骨は元に戻ることがありません。歯周ポケットの奥に溜まった歯石が原因なので、取り除く処置が必要になります。

中等度・歯周炎(ししゅうえん)
歯を支える骨のがかなり溶かされます。
歯周炎がかなり進んでくると、歯を支えている骨(歯槽骨)が大きく溶けてくるため歯がグラついてきます。また歯ぐきの腫れもひどくなります。早急に処置を行い歯周病の進行を止める必要があります。歯周病は一度進行してしまうと、失った骨などをもとに戻すことが非常に困難になります。歯周ポケットが深すぎる場合には、簡単な簡単な手術によって歯石を取ることがあります。

重度・歯周炎(ししゅうえん)
重度の歯周炎では自然に歯が抜けてしまうことがあります。
歯を支えている顎の骨(歯槽骨)がほとんど溶けてしまうため歯根(歯の根っこ)が露出し、歯はものが咬めなくなるほどグラグラな状態になります。また自然に歯が抜けてしまうこともあります。ここまで歯周病が進んでしまうと、一時的に歯を固定するか抜歯になることもあります。

歯周病の予防
歯周病は歯に付着するプラークが原因のため、プラークや歯石が付着しないように清掃する必要があります。歯周病の予防は、患者さんご自身の毎日のブラッシングによる予防が主体です。ブラッシング方法が間違っていると、プラークが付着したままになるので、歯周病が進行してしまいます。また、ブラッシングが上手な方でも、数ヶ月経つとプラークや歯石が付着してきます。最低でも半年に1度は歯科医院での歯のクリーニングを行い、歯周病の予防に努めましょう。



Posted by koikenina at 16:01│Comments(0)
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