健康、生活 › 歯の病気は治療すればもちろん治ります。

2018年03月24日

歯の病気は治療すればもちろん治ります。

ですが、そのとき歯は少なからずダメージを受けています。削った歯は、決して元には戻りません。“健康がよみがえった”とは必ずしも言えないのです。口腔内の真の健康を維持する「最良の治療法」は、病気が発生する前に防ぐこと、すなわち予防することです。現在、日本人が歯を失う主な原因は虫歯や歯周病です。歯周病は、歯が抜ける原因の第1位に挙げられています。歯周病とは歯周組織が徐々に破壊され、最終的には歯が抜け落ちてしまうおそろしい病気です。
エアーモーター
虫歯や歯周病の原因ははっきりしています。それは歯に付着するプラークや歯石などの汚れの中に巣くうバイ菌なのです。毎日しっかりとブラッシングができ口腔内を清潔に保っていれば、理屈から言えば虫歯や歯周病は防ぐことができます。ですが、どんなに丁寧に磨いていても歯ブラシが届かない箇所があり、完全に汚れを除去できないのが現状です。そこで大切なのは予防歯科です。予防歯科では主に、定期検診、PMTC、ブラッシング指導などを行います。

歯科医療の流れは、むし歯を削る「治療」から、むし歯にならないための「予防」へ変わってきています。実は、歯は治療すればするほど、弱くなります。治療した歯の平均耐用年数は、レジン充填(プラスチックの詰め物)は5.2年、金属の詰め物は5.4年、被せ物は7.1年、ブリッジは8年となっています。一度治療した歯は、再治療が必要になることがほとんどなのです。そして、治療を重ねるほどに、歯を失うリスクは高まり、歯を失えば失うほど、口腔の健康を維持することが難しくなります。できるだけ歯を治療しないですむようにすることが、一生涯、自分の歯でおいしく食事をするために、一番大切なことなのです。
歯科用ユニット
虫歯や歯周病は自覚症状が乏しい病気です。
そのため、虫歯になってから歯医者へ行く対症療法ではなく、虫歯を防ぐためのケアが重要なってきます。正しいケアで生涯虫歯ゼロの健康な歯を維持しましょう。 また、「大人の歯に生え替わるから子どもの歯はケアしなくてもいい」と誤解している方もいらっしゃいますが、正しい習慣を身に付けるには子どもの頃からのケアが大変重要になってきます。永久歯が生えてきたからといって、虫歯や口腔内の環境がリセットされるわけではありません。口腔内に対する意識が薄いと、虫歯に気づかなかったり、虫歯を見つけても放っておくようになってしまいます。小さい頃からの予防や、虫歯・歯並びに対する意識が自分の歯を生涯健康に保つ秘訣になるのです。



Posted by koikenina at 14:54│Comments(0)
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