健康、生活 › 揺れてきたから抜きましょう…これが今までの歯科医療です

2018年08月30日

揺れてきたから抜きましょう…これが今までの歯科医療です

医療とは病気になってからの後始末だけではありません。
痛くなる前にお口の中の健康を守り、また増進するための、積極的な医療もあります。つまり、病気の原因から治す方法です。これがもっとも効果的です。特に歯の医療とは、病気になったら決して元通りにななりません。また病気になると、ただ一本の歯を失うだけでは止まらず、心身の健康を含めた大切なものまで失ってしまいます。むし歯だから削って詰めましょう、痛いから神経をとりましょう、揺れてきたから抜きましょう…これが今までの歯科医療です。
歯科器具
予防歯科の大きな効果として、自分の口の中の状態を正しく知ることで、口の健康に対する意識が高まるという事があります。検査だけでなく今後の生活での注意点や、その人にあった歯磨きの指導ができます。早期発見、早期治療につとめ、もとからむし歯をつくらないようにするための知識の習得と意識の改善、これが最も重要なのです。自分の歯は自分で守りましょう。むし歯・歯周病予防の最も効果的な方法にPMTC(歯のクリーニング)があります。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、専門の歯科衛生士が専用の器具を使用して通常自分では磨きづらい歯の部分の清掃・研磨を行なう事です。
歯周病の一番の原因は、日常生活の中で皆さんが行なっている歯磨きの「磨き残し」にあります。毎日のブラッシングと共に、定期的にPMTCを受ける事で、98%の確率でむし歯を防ぐことが出来ます。また、歯周病の予防にも絶大な効果を発揮します。

PMTCの治療法
PMTCの治療は、専用の器具にチップやゴム製のカップをつけ、歯を研磨するためのペーストを塗り、回転させながら歯の隅々まで清掃・研磨を行ないます。
隅々まできれいになったら、歯全体をフッ素コーティングします。フッ素コーティングする事によって、歯の再石灰化を促進したり、汚れの再付着を防ぐ効果が得られます。
ハンドピース
PMTCで得られる効果
歯周病の方は、歯周ポケットの中にある細菌が減少する事によって、歯肉の腫れが治まり引き締まってきます。又、むし歯の予防や歯質の強化、審美性の向上が望めます。



Posted by koikenina at 12:44│Comments(0)
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