健康、生活 › 虫歯の進行度はC0~C4に分類されます。以下では各段階での症状と一般的な治療法をご説明します

2019年02月16日

虫歯の進行度はC0~C4に分類されます。以下では各段階での症状と一般的な治療法をご説明します

そもそも虫歯とは、ミュータンス菌と呼ばれる細菌がつくる歯垢(プラーク)によって歯が溶かされてしまう病気です。
感染症として位置付けられており、初期段階では自覚症状がないため気付きません。C1以上の虫歯になってしまうと自然治癒することはありません。そのまま放置したら悪化する一方です。毎日のブラッシングをしっかりして予防すること、少しでも歯の痛みを感じたらすぐに歯科医院に行くことが大切です。

虫歯の進行度はC0~C4に分類されます。以下では各段階での症状と一般的な治療法をご説明します。
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C0虫歯の最初期 (脱灰)
痛みなどの自覚症状はありませんが、白濁が見られます。この段階の虫歯は適切なブラッシングと予防治療により再石灰化して治ります。

C1虫歯の初期 歯の表面の虫歯(エナメル質)
歯の表面のエナメル質が溶け始め、歯の表面が黒くなります。痛みはありませんが、そのまま放っておくと虫歯は急速に悪化します。この段階ではエナメル質を削り、コンポジットレジンというプラスチックを詰めて治療します。

C2虫歯の中期 歯の中(象牙質)の虫歯
エナメル質の下の象牙質まで虫歯が進行した状態です。冷たいものを飲んだり甘いものを食べたりした時に、歯がしみたり痛んだりします。この段階では虫歯になった部分を削り、詰めもの(インレー)を詰めて治療します。

C3虫歯の後期 神経まで進行した虫歯
象牙質によって保護されていた歯髄(歯の神経)まで虫歯が進行した状態です。温かいものがしみたり、何もしなくても激しい痛みを感じたりするようになります。この段階での治療法は、歯の神経を取り除いて被せもの(クラウン)を装着するのが一般的です。
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C4虫歯の末期 歯の根まで進行した虫歯
歯冠の大部分が崩壊し、歯の根まで虫歯が進行して化膿している状態です。多くの場合は抜歯が必要です。抜歯後はインプラント、ブリッジ、入れ歯などの義歯治療を行うことになります。



Posted by koikenina at 10:36│Comments(0)
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