健康、生活 › では、予防歯科でどうやって歯を守っていくのでしょうか?

2019年07月12日

では、予防歯科でどうやって歯を守っていくのでしょうか?

むし歯や歯周病の主な原因は食べかすなどの歯垢で、歯垢は食べかすや歯の垢(あか)ではなく、細菌の塊です。歯ブラシ等のセルフケアでは取り除けないものもあります。どんなに上手に歯ブラシができる方でも、少しずつ磨き残しできてしまいます。私たち歯科医療にたずさわっている者でも全体の20%程度の磨き残しができてしまいます。治療をせずに良い状態を保つようにケアをしていくことが予防歯科の目的です。

日本は予防が遅れている国
スウェーデンは国をあげて予防歯科を成功させました。
このグラフのように、スウェーデンでは90%の方が定期健診・クリーニングを受けているので、80歳以上の方でも20本以上歯が残っているというデータがあり、入れ歯やインプラントを使用している方はほぼおりません。ですが日本では定期健診やクリーニングを受けている方はわずか2%!
そのため80歳の平均では歯が平均8本しか歯が残っていません。
ほとんどの方が入れ歯やインプラントを使用している状況です。
では、予防歯科でどうやって歯を守っていくのでしょうか?
歯科LED照射器
予防歯科で行うこと
1定期検診
予防歯科と聞くと、健康な歯がむし歯にならないように予防する、というイメージがあるかと思います。ですが予防が必要なのは健康な歯だけではありません。治療が終わった歯こそ、再発や新たなむし歯、歯周病にならないように予防することが大切です。日本人の80%~90%の方が歯周病にかかっているというデータが取れています。これらを進行させない為には定期的な健診とクリーニングが必要となります。
ホワイトニング機器
クリーニング
歯科医院ではPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)といって、予防のプロである歯科衛生士が、毎日の歯みがきでは取り除くことができない汚れや細菌を、専用器具を用いてキレイに取り除く処置を行います。
PMTCを行うことで細菌のかたまり(バイオフィルム)が除去され、むし歯・歯周病のリスクの軽減や、口臭予防、さらにコーヒーやタバコのヤニなどで起きる歯の着色汚れも取り除くことができます。



Posted by koikenina at 11:37│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。