健康、生活 › 歯周病とは、歯垢(プラーク)によって歯肉に炎症が起こり、歯の土台である顎の骨を溶かす病気です

2020年12月25日

歯周病とは、歯垢(プラーク)によって歯肉に炎症が起こり、歯の土台である顎の骨を溶かす病気です

歯周ポケット(歯と歯肉の境目)が深くなってくると、そこに歯垢がたまり、歯周病が起こりやすくなります。歯周ポケットは毎日の歯磨きではきれいにしにくいので、歯科医院のクリーニングで定期的にきれいにする必要があります。

歯周病検査の重要性
治療前に患者さまの状態を把握するための精密検査を必ず行っています。さまざまな検査を行って病状を正確に把握することは、患者さまにご説明をする上でも不可欠です。見た目の上では歯ぐきがピンク色で健康そうに見えても、歯と歯の間の隙間の奥の方を器具を使って確認すると歯石がついているということが多くあります。科学的にしっかりと検査を行って、現状を詳しくご説明した上で、その方に合わせた治療を行うことを大切にしています。
 歯科 スケーラー
歯周病の進行
健康な状態の歯は、歯茎が引き締まっていて、歯周ポケットもありません。
軽度の歯周病では歯石や歯垢がかたまり始め、歯肉(歯ぐき)が赤く腫れています。歯磨き時の出血することもあります。中度の歯周病では骨が溶け、歯が動き始めます。歯肉も赤く腫れ上がって、口臭や出血、不快感などの症状も出てきます。重度の歯周病になると、歯肉は化膿して真っ赤になり、歯の根のほうまで歯石が付着した状態になります。歯周ポケットもとても深くなり、歯の根が露出して歯を支えるのも困難になり、最悪の場合歯が抜けてしまいます。

日本人の成人の約8割が歯周病
実は日本人の成人の8割が歯周病であると言われています。特に40歳前後に歯周病が進行する方が多く、まずいと思った時には歯を何本も失ってしまうということもあります。はやめに歯周病対策をして、天然の歯を失わないようにする事が大切です。
パルスオキシメーター
歯周病の直接の原因は歯垢(プラーク)です
歯周病の直接の原因は歯垢(プラーク)です。歯垢は口の中の汚れや細菌が増殖した塊で、ただの食べカスなどとは違います。歯垢は、歯と歯茎のすき間(歯周ポケット)に潜み、細菌の出す毒素によって歯茎に炎症を起して、歯周病を進行させていきます。放っておくと、歯垢は次第に歯周ポケットの奥深くまで付着するようになっていき、歯周ポケットがますます深くなっていき、症状が進行していきます。



Posted by koikenina at 13:08│Comments(0)
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