健康、生活 › 日本人の約8割が罹患していると言われている歯周病

2017年09月15日

日本人の約8割が罹患していると言われている歯周病

厚労省・歯科疾患実態調査によれば、日本人の約8割が歯周病にかかっており、その中で45歳以上では約4割の方が中程度から重度の歯周病といった結果がでております。年齢が上がるにつれその割合は増え、75歳では約6割の方が中程度から重度の歯周病にかかっています。

歯周病は細菌による感染症です。
歯周病は、歯の周囲の汚れのなかに含まれる細菌の毒素の影響で、歯ぐきに炎症が起きて、腫れたり、出血しやすくなり、また、歯を支える骨が溶けていき、歯がグラグラしたり、抜けたりする病気です。お口の中には多かれ少なかれ細菌は必ずいて、全くいないという人は存在しません。普段は細菌と自分の防御機構がバランスを保っていて歯周病は進行しませんが、歯みがきがうまくできていない事で細菌が多くなっている場合や、細菌の量自体に変わりはなくても、体が弱っていたり、疲れていたりすると歯周病は発症、進行します。
抜歯 器具
初期の段階ではほとんど自覚症状はないか、あったとしてもほおっておくと自然に治ってしまう(実際には進行した状態での停止)ので気に留めません。自覚症状がはっきりしてくるとそれはすでに歯周病がだいぶ進行している証拠です。

日本人の約8割が罹患していると言われている歯周病。下記項目に一つでも当てはまる方は、歯周病もしくは歯周病予備軍です。
歯を磨くときに歯茎から出血することがある
親しい人から「息が臭い」と言われた事がある
歯茎からウミが出ることがある
朝起きたとき、口が粘ついたり妙な味がしたりする
歯茎が赤く腫れたり、痛んだりすることがある
歯がグラグラと動く感じがする
歯茎がむずがゆい感じがする
歯と歯の間に、良く食べ物が挟まる
鏡で見ると、以前よりも歯が長くなったように感じる
 マイクロスコープ 歯科
歯肉炎・軽度~中度歯周病の治療について
歯の表面や根の部分などにこびりついている歯垢・歯石は、スケーラーという器具を使用し、削り取ります。また、歯根の表面がざらついていたり、歯石がこびりついたりしている場合などは、歯垢や歯石から発せられる毒素で汚染されている可能性が高いため、「ルートプレーニング」という技法で表層を除去。完全に歯石を取り去るには時間がかかりますが、歯石を除去するとその部位の炎症がおさまり、軽度であればそのまま治癒します。



Posted by koikenina at 15:24│Comments(0)
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