健康、生活 › 歯周病(歯槽膿漏)は今や成人の約8割が罹っていると言われています

2017年09月15日

歯周病(歯槽膿漏)は今や成人の約8割が罹っていると言われています

生活習慣病の一つとされ身体に及ぼす影響としては、心臓・循環器疾患や糖尿病といった他の生活習慣病に深く関わっていることが明らかになってきました。歯周病を予防し、治療後は適切に管理して再発を未然に防ぐことが身体全体の健康維持につながります。磨き残しによるプラークや歯石によって歯周病は進行していきますので、定期的に歯医者さんでお掃除をしたり歯ブラシの方法を確認しましょう。
抜歯鉗子
歯は、歯肉や歯槽骨などの組織によってしっかりと支えられています。歯周病は、これらの周辺組織が細菌に侵されて行く病気です。最初のうちは歯肉が腫れる程度ですが、進行すると歯を支えている組織が失われていき、やがて支えきれなくなって抜け落ちてしまいます。歯周病は、むし歯とともに、歯を失う大きな原因となっています。

歯周病は、むし歯の痛みのようなはっきりとした自覚症状が無いままに進行していくため、発見が遅れがちです。かつて使われていた「歯槽膿漏」という言葉は歯肉から膿が出る症状を表していますが、かなり進行してからでないと膿はみられません。悪化して歯が大きく動くようになると、もはや歯を残すことができなくなります。ですから、歯周病は完治が可能なかかり始めのうちに治療しておくことが大切なのです。
歯科用品

歯周病の対策
歯周病を引き起こしているのは、口の中に潜む細菌です。この細菌は、プラーク(歯垢)のなかに大量に含まれています。正しいブラッシングでプラークを除去し、口の中をいつも清潔にしておきましょう。磨いたつもりでも、きちんと磨けているか、つまりプラークが取り除けているかを確認することも大切です。
歯科 マイクロスコープ
放置されたままのプラークは石灰化して歯石となり、ブラッシングでは取り除けなくなります。歯石自体は悪影響を及ぼさないのですが、プラークが付着しやすくなるため歯周病の原因となるのです。歯石は患者さんご自身では取り除くことができません。歯科医師、歯科衛生士が専用の器具を使って除去します。これをスケーリングといいます。

治療が終わったとしても、きちんと管理を続けなければ歯周病は再発してしまいます。予防と早期発見には定期健診が不可欠です。また、鏡を見て歯肉の状態をチェックし、腫れや出血が無いか、普段から気をつけておくことも大切です。



Posted by koikenina at 15:29│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。