健康、生活 › 歯肉縁上(歯の表面に見える部分)にある歯石を除去します

2017年09月19日

歯肉縁上(歯の表面に見える部分)にある歯石を除去します

歯周病のうち、歯肉に炎症が起こっている状態を歯肉炎(しにくえん)、他の歯周組織にまで炎症が起こっている状態を歯周炎(ししゅうえん)といいます。一般的に歯周病と言われるのは『慢性辺縁性歯周炎』のことです。

歯周病(慢性辺縁性歯周炎)は、細菌の感染によって引き起こされます。歯周病は、歯肉の辺縁が赤くなったり、腫れたりする歯肉炎の状態から進行していきます。まず、歯と歯肉の境い目の清掃が行き届かないでいると、そこに雑多な細菌が停滞し歯肉辺縁に炎症(赤く腫れたり、出血したりする)が起きてきます。この症状は、そこに存在する細菌に対抗して、局所の免疫系が歯周組織を守ろうとする反応そのものなのです。この状態が続くと、免疫反応で作られた酵素によって歯と歯肉を連結している細胞群が破壊されるので、歯肉溝の深さが増していきます。この深くなった溝のことを歯周ポケットと言います。
コントラ 歯科
歯周病は歯を失う最大の原因です!
統計によると、35歳で80%以上の人が歯周病になっています。しかし、35歳になってから突然、歯周病になるわけではありません。
実は、10代から少しずつ進行していき、20数年の歳月をかけて、歯肉をジワジワとゆっくり侵し、歯ぐきから血が出るという自覚症状がでる30代の頃には、もはや歯周炎・歯肉炎になっています。
虫歯と違って、ほとんど痛みが無いため、気がついた時には抜歯ということもあります。
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治療
スケーリング
歯肉縁上(歯の表面に見える部分)にある歯石を除去します。歯磨きのチェックも行い適正に行なわれていない時は再度、歯磨き指導・練習を行います。
スケーリング・ルートプレーニング
歯肉縁下(歯ぐきに隠れて見えない部分)に歯石があるため症状が改善されない場合、この歯肉縁下歯石を除去します。状態によって局所麻酔が必要になります。
歯周外科処置
基本的な治療を行っても、改善しにくい部位や健康でお手入れしやすい歯ぐきの獲得のために、ポケットの除去、歯ぐきの移植などをおこないます。

メンテナンス
口の中の細菌を完全になくすことは難しく、歯周病は再発し易いので、治療完了後も定期的なメンテナンスが必要となります。再発防止には患者さん自身による歯垢(プラーク)のコントロールだけでなく、定期的に歯科医師や歯科衛生士による専門的な検診や治療を受け、歯をメンテナンスすることが重要です。



Posted by koikenina at 16:54│Comments(0)
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