健康、生活 › 歯周病は日本の成人の80%以上が患っている感染病です

2017年11月10日

歯周病は日本の成人の80%以上が患っている感染病です

この割合は予防歯科が浸透している他国よりも多く、国民病といっても過言ではありません。特に歯周病が恐れられているのは、歯を失う原因のワースト1ということ。

初期症状を感じにくい分、気づいてから受診した際には歯肉や神経までも細菌に侵されているケースもあります。場合によっては顎の骨まで溶かされ、インプラントなどの歯を補う治療が不可能になってしまうので、気づいた時に早めに受診をするように心がけましょう。
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歯周病の原因の多くは、口内のプラーク(歯垢)の中に潜む細菌が原因です。この細菌が歯茎の内部や神経などに入りこみ、炎症をおこす事によって歯茎が痩せる、血や膿が出るなどの症状を発生させます。また、生活習慣でも歯周病を引き起こす可能性が高いと考えられていて、特に喫煙者、ストレス過多の方、糖尿病の方などが歯周病になりやすいというデータがあります。

歯肉炎
歯肉が少し腫れぼったい感じがします。歯と歯の間の三角形の歯肉がやや丸みを帯びてきておりますが、この時点で自覚する方は少ないです。
治療法:歯垢・歯石の除去をして、口内のプラークコントロールを行なうことで症状を治癒させることが可能です。

軽度
歯肉が腫れていて、歯磨きをすると時々血がでる状態です。歯周ポケットも広がっており、やや歯が長くなったと感じる方もいます。
治療法:この状態でも歯垢・歯石の除去を行い、口内の衛生状態を向上させることで症状の回復を待ちます。場合によっては内服薬を処方することもあります。
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中等度
歯肉が赤く腫れ上がり、歯磨きをすると高確率で血がでるようになります。口臭も気になってくるので、ほとんどの方が異常を感じはじめる状態です。
治療法:歯垢・歯石の除去を行い、回復は見込めない場合はフラップ手術という外科治療を行なう場合もあります。

重度
歯肉の破壊が進み、歯がグラグラと動きます。口臭もきつくなり他人から指摘されることもあるでしょう。

治療法:できるだけ天然歯を残せるよう努めますが、最悪の場合抜歯を行なうケースもあります。



Posted by koikenina at 17:00│Comments(0)
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