健康、生活 › 歯周病(歯槽膿漏)とは、細菌によって口の中での炎症を引き起こす病気です

2017年12月22日

歯周病(歯槽膿漏)とは、細菌によって口の中での炎症を引き起こす病気です

特に歯と歯肉(歯茎)の間にある歯肉溝と呼ばれる部分に磨き残しなどがある場合、歯垢(プラーク)と呼ばれるネバネバとした細菌のかたまりが付着します。プラークには、数億個の菌がいるとされていて、その中でも歯周病を引き起こす菌によって、周囲が赤く炎症します。
歯垢をそのまま放置すると、硬くなり歯石となります。歯石になってしまうと、歯磨きのブラッシングだけでは除去することが難しくなります。
さらに放置すると、溝が深くなっていき、歯を支える土台が溶けていき、最終的には、歯が抜けてしまいます。
抜歯鉗子
歯周病は、軽度から中等度ではほとんど症状がなく進行するので、自分ではなかなか気が付きにくく、痛みや腫れに気付いた頃には歯周病がかなり進行している事が多く、とても厄介です。
歯周病の原因は主に歯垢・歯石ですので、それを取り除く事で大部分が改善されます。
自分の歯でずっと食事ができる様、早めの治療をお勧めします。

歯周病セルフチェックリスト
歯周病は気づきにくい病気です。下記の中にひとつでも当てはまるものがあれば、検査を受けていただくことが大切です。
歯ぐきが腫れている。
歯みがきのときに歯ぐきから血がでる。
口臭が気になる。
歯がグラグラする。
疲れたときなど、歯が浮いているような感覚がある。
歯が以前より長くなった。
エアーモーター
治療方法
歯周病の治療は、ここ十数年で飛躍的に進歩しています。とはいえ、基本治療や外科治療でいったんは健康を回復しても、多くの人が再発に苦しめられているのも事実です。なぜなら、お口の中に歯周病の原因となる菌がいる限り、歯周病との戦いには終わりがないからです。
また、歯周病は1本1本の歯によって進行状況が異なるので、お口の中の状態を細かく把握する必要があります。そのために、精度の高い検査が必要となります。そして、その検査結果をもとに一人ひとりに合った治療計画を立てていきます。
主な歯周病治療

【スケーリング】歯肉炎のうちに治療
スケーリングとは、主に初期歯周病の治療方法として用いられます。歯根の表面の歯垢や歯石を取り除き、表面を滑らかにすることで歯垢が付きにくい状態にし、歯周病を改善します。歯石の表面はザラザラしているため歯垢が付きやすく、歯石は一度除去しても、しばらくすると再形成されてしまいます。だからこそ、歯科医院での定期的なケアが大切なのです。



Posted by koikenina at 15:32│Comments(0)
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