健康、生活 › 気が付いたころには、歯周病がかなり進行してしまっているケースも少なくありません。

2018年02月22日

気が付いたころには、歯周病がかなり進行してしまっているケースも少なくありません。

歯周病は、プラーク(歯垢)の中の細菌が歯の周りの歯ぐきや骨に炎症を起こす病気です。
さらに歯の奥まで炎症が広がると、歯を支える土台である歯槽骨が破壊され、そのままにして置くと歯が抜け落ちてしまう病気です。しかも、恐ろしいことに、歯周病は発症しても痛みがないため、自覚症状のないまま進行していきます。気が付いたころには、歯周病がかなり進行してしまっているケースも少なくありません。
歯科 ユニット
軽度歯周病
歯と歯ぐきの間に歯垢が溜まることで歯ぐきが腫れます。この状態で歯を磨くと簡単に出血してしまいます。
治療法:歯垢のコントロールを適切に行うために、歯みがきなどのホームケアの指導をします。

中程度歯周病
歯周ポケットが形成されるようになって、歯石が奥深くに蓄積していきます。この状況になるとポケットの中で炎症が始まり、慢性化すると歯を支える骨が溶け始めます。骨が半分くらい溶けると、歯が浮いた感じがします。
治療法:スケーリング&ルートプレーニング

重度歯周病
歯を支えている骨はほとんど溶け、歯がグラグラしてきます。歯ぐきが下がってくるので、歯が長くなったような感覚を覚え、膿も出てくるでしょう。
治療法:スケーリング&ルートプレーニング、歯周外科手術
歯科 鉗子
歯周病が厄介なのは、虫歯のようになかなか自覚症状のあらわれない所です。そのため知らず知らずのうちに症状を進行させてしまい、気が付いたときにはだいぶ悪化しているというケースが多いのです。

スケーリング
スケーリングとは、歯根表面のプラーク・歯石などを除去する事をいいます。除去する事により歯ぐきの炎症を和らいでいきます。また、スケーリング後は歯がざらついていますのでルートプレーニングによって表面を滑らかにします。歯石の表面はザラザラしているためプラークが付きやすく、付着したプラークが落ちにくくなります。歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に歯科医院で取ってもらう必要があります。
歯石を取ることでプラークが付きにくい状態にし、歯周病を改善します。



Posted by koikenina at 16:37│Comments(0)
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