健康、生活 › 自覚症状がないまま進むため、早期発見が大切です

2018年03月09日

自覚症状がないまま進むため、早期発見が大切です

「歯周病」はお口の中の細菌によって引き起こされ、歯を支える組織に起こる病気の総称です。歯周病、特に歯周炎の問題は、歯を支える骨が徐々になくなってしまうことです。しかし、病変がかなり進行した状態になるまでは自覚症状がないことが多いため、日頃からチェックしておくことが大切です。

歯周病チェックリスト
歯みがきのとき、歯茎から血が出る
冷たい物や熱い物が歯にしみる
歯がのびてきた
歯と歯の間が離れてきた
歯並びが変わってきた
歯茎を押すと白いウミが出る
指で動かすと、歯が揺れる
糖尿病を患っている
超音波スケーラー
歯周病を防ぐことは全身の健康を守ることにつながります
歯周病の影響は口腔内に留まらず、全身にも及びます。何らかの原因で歯周病の細菌が血管に侵入することで、狭心症や心筋梗塞といった心臓の病気や脳梗塞などを引き起こす可能性が高まると言われています。また、糖尿病の方は歯周病の発症リスクが高まり、また歯周病になると糖尿病が悪化するとも指摘されています。このように、歯周病を治療、予防することは私たちの全身の健康を守ることにもつながるのです。

自覚症状がないまま進むため、早期発見が大切です
 
歯と歯肉の境目には歯肉溝(しにくこう)とよばれる浅い溝があり、
そこにたまった歯垢や歯石、バイオフィルムの中に住む細菌が歯周組織を破壊するのです。
 パルスオキシメーター
歯垢(プラーク)とは
一般的に「歯垢(プラーク)」とは、虫歯菌や歯周病菌をはじめとする微生物の固まりです。黄白色を帯びた粘着性の物質で、わずか1mgに数億から数兆もの細菌が潜んでいます。プラークは組織の約8割が水分で、残り2割が有機質。有機質の大半は細菌とその代謝物です。プラークが増えると、細菌が増殖して虫歯や歯周病、におい(口臭)などを招くことが分かっています。
歯石とは
歯石(tartar)は、歯に付着したプラークが唾液に含まれるカルシウムやリン酸などと反応して石灰化し、石のように硬くなって歯の表面にくっついたものです。歯石は「死んだ細菌の固まり」であり、プラーク(バイオフィルム)のようにそのものが歯周病を引き起こす原因にはなりませんが、歯石の表面はデコボコしているのでプラークが付着しやすい状態です。そのため、歯石の上にプラークが付着して石灰化するとさらに大きな歯石となり、歯茎の炎症をさらに招く結果となってしまいます。このように、プラークが歯石になってしまうと歯磨きで取り除くのは不可能です。



Posted by koikenina at 15:58│Comments(0)
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