健康、生活 › 細菌といっても大きく2種類に分けられます。

2018年06月25日

細菌といっても大きく2種類に分けられます。

お口の中では、常に歯周病菌と体の防御機構とが戦っています。体の防御機構が歯周病菌に負けた時に、歯周病が進行します。つまり、歯周病の治療を成功させるには、この歯周病菌との戦いに勝てば良いのです。まず、敵軍の兵力を減らすため、すなわち、歯周病菌の数を減らすため、徹底したプラークコントロール(歯みがき)が必要です。

また、戦争ですから、敵の基地も破壊しなければなりません。それが、歯石除去であり、歯周ポケット内のバイオフィルム(細菌の強固な塊)の破壊です。これは、歯科医院での治療となります。また、自軍の戦闘能力を上げる事も必要です。体の防御機構を強化するため、体調を整えて、疲労しないように注意しましょう。喫煙は、歯周病を悪化させますので、禁煙をおすすめします。
ニッケルチタンファイル
歯周病の原因
歯垢は口の中の細菌の塊である歯の垢です。歯垢のことを専門的にはプラークと呼ばれています。歯垢は細菌の塊ですのでほっておくと歯や歯ぐきを蝕んでいきます。歯周病は細菌の感染症で歯垢と密接な関係があります。歯周病菌は食べ物のかすや歯垢などを栄養源として増えていきます。

歯周ポケット内の細菌
細菌といっても大きく2種類に分けられます。生存する為に空気を必要とする好気性菌と空気を必要としない嫌気性菌です。好気性菌は歯周ポケットのみならず、口内のあらゆる場所に生存していて主に虫歯の原因となります。嫌気性菌は歯周ポケットが4mm以上になると、その内部に発生し、その嫌気性菌が炎症を起こす事で歯周病は発症します。

豊かで快適な人生を過ごすため健口(健康)づくりをはじめましょう!
お口の健康を保つことは全身の健康維持につながります。お口の健康は単に食べ物を咀嚼するという行為だけではなく、食事や会話を楽しんで周りの人とコミュニケーションをはかるなど、豊かで快適な人生を送るために必要不可欠なものなのです。
私たち歯科衛生士は、皆様の歯・口の健康づくりのパートナーとして、さまざまな場所で仕事をしています。歯科衛生士の90%は、皆様のお近くの歯科医院に勤務しています。皆様の担当となった歯科衛生士とともに、健口(健康)づくりの道を歩んでいただくことが、私たちの最大の願いなのです。
ユニファスト
プラークコントロール
歯周病の予防と治療に欠かせないのが、歯面に付着したプラーク(歯垢)を取り除く毎日のセルフケアです。お口の中の状態は個人差があるので、歯科医師や歯科衛生士に適切なブラッシング方法を指導してもらいましょう。自分ではしっかり磨いているつもりでも磨き残しもありますので、かかりつけの歯科医院を持ち、定期的にプロフェッショナルケアを受けることも必要です。以前は痛みがある時だけ通っていた歯科医院ですが、最近では歯周病の予防や治療後の維持など長期的な健康管理を求めて来院する人も増えています。歯科医院のかかり方に対する意識変化も必要と言えるでしょう。



Posted by koikenina at 11:32│Comments(0)
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