健康、生活 › 歯と歯の間に隙間が空いた、食べ物が挟まるようになった

2018年07月02日

歯と歯の間に隙間が空いた、食べ物が挟まるようになった

歯周病とは、文字とおり歯の周りの組織が侵される病気のことです。以前は歯周病のことを歯槽膿漏と呼んでいました。
症状としては歯肉から出血したり、歯がグラグラするという病気ですが、一口に歯周病といってもプラークコントロール(お口の清掃状態)が悪いだけの初期段階の方から、歯肉からの出血や骨吸収が進行して歯を失ってしまうような重症の人まで様々です。
歯周病は、まったく自覚症状のないまま進行してしま場合が多く、他の目的で来院されたときに初めて歯周病にかかっていることを指摘される場合が少なくありません。しかし、まったく自覚症状がないわけではありませんので、以下…

歯を磨いたときに歯ブラシに血がつく
● 口臭が気になる
● 朝起きたときに口の中がネバネバする
● 冷たいものや熱いものが歯にしみる
● 歯と歯の間に隙間が空いた、食べ物が挟まるようになった
● 食べ物が噛み切れないことがある
● 歯肉が腫れた
● 歯が動いてきた
…など思い当たったら歯周病になっているかもしれませんので、症状を自覚して早めに来院していただくことが大切です。
歯科器具 通販
健康な歯ぐきはピンク色で、歯と歯の間の部分が引き締まっています。歯肉炎が起こると、この部分が赤くなり腫れてきます。歯磨きの際に血が出るのも歯肉に炎症が起こって腫れているサインで、歯肉炎は、この時点で歯垢をきっちりと除去しセルフケアに励めば歯ぐきは元通りになり完治します。しかし、除去しきれないと次のステップの「歯周炎」に進みます。

歯周炎の段階になると、歯ぐきは少しずつ歯の表面から離れ「歯周ポケット」と呼ばれる袋状のすき間ができます。そこに歯垢が入り込み、石灰化して歯石となって取りつき、歯周病を悪化させます。軽度歯周炎の段階になると歯槽骨が溶けだし、痛みなどの自覚症状がほとんどないため気づきません。
歯科用ライト
歯周炎が中等度以上になると、硬いものを噛んだ時に歯に違和感をはっきりと感じるようになります。腫れたところから膿が出てきたり強い口臭を発生することもあります。この段階では歯を支えている歯槽骨がさらに溶けだし、歯の根の長さの半分くらいまで骨が破壊され、強い炎症が起こって歯がグラつきはじめます。やがては歯が抜け落ちることになります。歯肉炎の段階で、早めの歯科医院での検診・処置と日ごろの歯磨きなどのセルフケアが大切です。



Posted by koikenina at 11:20│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。