健康、生活 › 歯周病を放置していると、歯茎から少し血が出たり、歯茎がむずがゆくなったりといった小さな症状が現れます

2019年03月11日

歯周病を放置していると、歯茎から少し血が出たり、歯茎がむずがゆくなったりといった小さな症状が現れます

歯周病を放置していると、歯茎から少し血が出たり、歯茎がむずがゆくなったりといった小さな症状が現れます。そのうちに歯茎が腫れる頻度が高くなったり、朝起きると口の中が臭くなったり、膿の味がするようになったり……徐々に症状が重くなってくるのです。恐ろしいことに、これは骨が少しずつ溶けてきているサインです。
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さらにこのままで放置すると、硬い物を食べづらくなったり、歯の揺れが気になったり、急に歯茎がパンパンに腫れたりしはじめます。ここまでくると、確実に骨は溶けています。鏡で口の中を覗いて、「歯が長く伸びてきた」と感じたら、間違いありません。骨が溶けてくると、歯茎は腫れながら少しずつ位置が下がってきます。歯が長く見えるというのは、正確には歯茎が痩せて、これまでより歯の多くの部分が見えていることが原因なのです。

これを放置してしまうと、ある日突然、物を食べている時に自然と歯が抜け落ちてしまいます。咀嚼していて、「あれ?硬い物が出てきたぞ?」と感じたら、それが自分の歯だったという状態になるのです。そうなってしまった時には、他の歯ももう手遅れ。すべての歯で歯周病が進行しています。骨が溶けてなくなってしまう前に、早めに歯科医院にかかってください。

歯周病の治療のしかた
【診査・診断・状況のご説明】
お口の中を詳しく検査します。歯と歯茎の境目(歯周ポケット)の深さ、歯を支える骨(歯槽骨)の状態を見るためのレントゲン撮影、お口の中の清掃状態、かみ合わせの状態、歯軋りの有無、全身疾患などをお調べし、分析します。

【歯ブラシのご指導(プラークコントロール)】
まずは歯ブラシのご指導です。歯周病原性細菌が増える一番の原因は歯垢(プラーク)です。これをこまめに取り除いてあげて、お口の中の細菌が増えないようにしなければなりません。毎日の患者様ご自身の歯ブラシがあって、はじめて歯周病に打ち勝つ事ができます。お口の中は患者様一人ひとり異なりますので、ご指導の際はお口の中をご説明させていただきご理解をしていただきながら患者様にあった磨き方、道具でご指導をさせていただきます。
歯科用拡大鏡
【歯石の除去】
次は歯石の除去です。軽度の場合ですと、超音波の振動を利用した器具を用いて歯石をお取りします。中等度から重度の場合は歯茎の深いところまで歯石がついているので、除去する際に痛みを伴う事があります。そのため歯肉に麻酔をして歯石をお取りしていきます。このとき歯の根の面にも細菌の毒素が付着している事があるので、根の面を一層研磨していきます。

【再評価・外科的な処置】
歯石の除去後、治り具合を見るためにもう一度お口の中を精査します。まだ歯周ポケットが深い場合は、患者様とご相談の上、外科的な歯周病のための処置を行います。また歯周組織再生誘導法などもこの段階で行います。



Posted by koikenina at 12:08│Comments(0)
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