健康、生活 › 食事に異物が混入していたときに、咬みごたえで気付き体内に入るのを防ぎます

2019年12月10日

食事に異物が混入していたときに、咬みごたえで気付き体内に入るのを防ぎます

歯科医院というと、虫歯や歯周病といった「病気治療のために通うところ」という考え方がまだまだ一般的かもしれません。もちろん、治療を行うのが歯科医院の大切な使命です。しかし、治療を行うと歯や歯周組織は少なからずダメージを受けてしまいます。そのため、近年は治療よりも「予防」の重要性が指摘されています。

これまでのように、痛みなどのトラブルが生じてから歯科医院へ駆け込むのではなく、人間ドッグや健康診断のように、定期検診やメンテナンスをすることでお口の病気を未然に防ぎませんか? 健康な口腔内環境を維持できれば、入れ歯やインプラントなどの治療も必要なく、いつまでもご自身の歯で咬める快適な生活が送れます。

こんなに重要!歯の役割
歯には食べものを咀嚼するだけではなく、さまざまな大切な機能があります。健康なうちはあまり意識することはないかもしれませんが、歯を失うことでこれらの機能の大切さを身にしみて感じられる方は少なくありません。
歯科 抜歯 器具
食べ物の咀嚼
しっかり咬み砕くことで栄養の吸収を助け、胃腸など消化器官への負担を小さくします
食事を楽しくする
食べることの楽しみには「味」だけでなく「咬み応え」や「歯応え」も含まれます
異物に気付かせる
食事に異物が混入していたときに、咬みごたえで気付き体内に入るのを防ぎます
発音を助ける
舌や唇などと一緒に、発音する際に大切な役割を果たします
顔の表情をつくる
歯が失われると、表情筋が衰え顎の骨も痩せ、表情が乏しくなってしまいます
瞬発的な筋力を出す助けとなる
歯をしっかり咬みしめることで全身の筋肉のバランスが調整でき、瞬間的な力の発揮に役立ちます
歯科顕微鏡
予防治療は究極の歯科医療
日本では正しいお口の健康管理法である予防治療の知識が普及していない為に、ほとんどの患者さんが痛くなってから歯医者へ駆け込み、「歯を削り・詰める(被せる)」という対症療法を繰り返します。
その結果、抜歯・ブリッジ・入れ歯を重ねることで80歳の平均残存歯数はわずか8.9本、60%以上の方が総入れ歯になるというのが歯科医療の後進国・日本の現状です。
メインテナンスの重要性
歯を失わないための“予防”と同じくらい大切なのが治療が終わった後の良好な状態を保つための“メインテナンス”です。患者様ご自身が行うセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアの両方が伴えば歯を失う相対リスクが約80%も下がります。健康で美しいお口の状態を保つために歯科医院でのプロフェッショナルケア=メンテナンスはとても重要なのです。



Posted by koikenina at 13:15│Comments(0)
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