健康、生活 › 歯周病は歯の周りの骨が溶けてしまう病気です。

2020年01月02日

歯周病は歯の周りの骨が溶けてしまう病気です。

自覚症状が出にくいため、気づいたときには手遅れになって歯を失う可能性もある怖い病気です。軽度の歯周病も含めると、30歳前後で79パーセント、40歳前後で84パーセント、50歳前後では実に88パーセントもの方が歯周病になっているとされ、歯を失う原因の第1位でもあります。定期検診を受けていただくことで、歯周病を早期に発見して進行を止めることができます。重度の歯周病の場合、歯周外科治療や再生療法などを駆使して、
歯の維持・保存に努めます。

歯周ポケットが深い場合には、手探りで歯石を完全に取りきることは難しいため、歯肉を切開して歯石を取る手術を行ないます。そういった外科処置では、滅菌された器具など衛生管理を徹底した環境下で、歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)を併用した精密な治療を行なっています。これにより、侵襲を最低限に抑えて、炎症などの感染リスクを大幅に低減した、患者さまに負担のない予後良好な治療を実現しています。
歯科 ユニット
歯周病の進行
歯周病は次のように症状が進行します。放置したままで自然治癒することはないので、早めに発見して治療することが大切です。
歯肉炎
歯肉が炎症を起こして張りがなくなり、ぶよぶよとたるんで歯垢が溜まりやすい状態になります。歯磨きの際に血が出ることがあります。

軽度歯周炎
歯肉の炎症が、歯を支える顎骨にまで広がり始めた状態です。歯周ポケットが広がり、歯垢や歯石が溜まって、歯肉から血や膿が出ることがあります。歯磨きや食事の際に、少し痛みを感じる場合もあります。

中等度歯周炎
顎骨にまで広がった炎症により、骨が溶けてきた状態です。歯周ポケットはより深くなり、歯肉が腫れて硬いものが噛みにくくなり、口臭が出ることがあります。歯がぐらつき始めますが、強い痛みが出ず、この段階になっても自覚症状のない場合もあります。
エアーモーター
重度歯周炎
炎症によって顎骨が半分以上溶かされた深刻な状態です。強い痛みとともに、歯肉から膿が出て口臭が発生し、歯も大きくぐらつきます。ここまで症状が進んでしまうと、抜歯を行う必要が出てくる場合もあります。



Posted by koikenina at 16:38│Comments(0)
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