健康、生活 › 2019年05月21日

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2019年05月21日

「つまようじ式磨き」では、力を入れてゴシゴシ磨かないことがポイントです

歯と歯肉の境目などに残った歯垢に含まれる細菌が繁殖し、歯肉に炎症を起こす病気が歯周病です。
歯周病が進行すると、歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯肉の間にできる空間が深くなり、さらに歯垢が溜まりやすくなるという悪循環に陥ります。これを放置すると、歯槽骨(歯を支える部分の骨)が溶け、歯がぐらつき、しまいには抜け落ちてしまいます。また、歯周病は、口内の問題のみならず、心臓病や肺炎、糖尿病など、体全体の病気と深く関連しているといわれています。

歯周病の予防
1食生活
朝、昼、夕、そして間食をとる場合でも、食事と食事の間は、最低でも3時間空けるようにしてください。口の中に味のあるものが全くない状態を3時間以上保つことが、歯周病

予防の基本です。
特にキャンディーやキャラメルは、口の中に長い時間、ゆっくりとどまるので要注意です。どうしても食べたいときは、すぐに噛み砕き、飲み込んでしまいましょう。コーヒーや紅茶を飲んでも構いませんが、砂糖やミルクを入れないのが理想です。
歯科用エアーコンプレッサー
2毎日のお手入れ
床をほうきでお掃除することを思い浮かべてください。平らな面は簡単に掃除できますが、部屋の角はほうきが届きにくく、ゴミが残ってしまいますよね。歯も同じです。
当院では、患者さま全員に「つまようじ式磨き」をおすすめしています。歯ブラシを「つまようじ」に見立て、歯と歯の間に歯ブラシの毛先を入れ、反対側から毛先が出るように意識してブラッシングする方法です。毛先が広がったら、すぐに新しい歯ブラシに取り換えることがコツです。当院では、磨きやすく傷みにくい歯ブラシを取り扱っていますので、おたずねください。
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3ゴシゴシ磨きに要注意
「つまようじ式磨き」では、力を入れてゴシゴシ磨かないことがポイントです。ゴシゴシ磨きは、切れ味の悪いのこぎりでガリガリ歯を削るようなもの。歯の表面を覆うエナメル質が削れたり、顎に負担がかかって顎関節症を起こしたり、歯周病の原因になるなどの悪影響が生じます。歯ブラシは、軽い力で小刻みに動かしましょう。
また、特に高齢の方で「噛むことが健康につながる」と思われる方が多いのですが、これにも注意が必要です。パリッと噛んだら砕けてしまう、お煎餅のようなものは別として、スルメやビーフジャーキー、フランスパンなど、歯をすり合わせて噛み切るような食べ物は、歯が傷んだり折れたりする原因になります。
  


Posted by koikenina at 12:43Comments(0)

2019年05月21日

「早期発見早期治療」はもちろん大切ですが、「予防」がもっと大切です

定期健診(定期チェック)
定期的なプロフェッショナルクリーニングと並行して、むし歯や歯周病の進行状態などの

定期的なチェックも行います。
カルシウムなどのミネラルが溶け出すことを「脱灰」といいます。脱灰が続くと歯の表面が白くなります。これがむし歯の始まりです。脱灰の段階では、「再石灰化」を期待し歯を削らずに定期的に経過観察をして行きます。
歯周病は、一度症状が落ち着いても、再度症状が現われて来ます。これを「再感染」と言います。歯周病の原因菌が再び増えたことが原因です。再感染については顕微鏡などを用いたり、歯周病自覚症状チェックシートを記入していただいたり、歯周ポケットの測定を行うなどして定期的にチェックしていきます。
歯科用バイブレーター
定期健診の目的は「早期発見早期治療」と「予防」です。医科の健診で「早期発見早期治療」という言葉をよく耳にすると思いますが、これは、皆様方が病気の症状を自覚する前に病気を発見し治療するという考えです。病気の症状を自覚したときは手遅れになっていたという話は聞いたことがあると思います。手遅れになっていなかったとしても、進行した後で治療を開始すると、時間がかかった割に結果が良くないことが多いです。このことは歯科についても当てはまります。
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「早期発見早期治療」はもちろん大切ですが、「予防」がもっと大切です。ライオンのテレビコマーシャルで「予防歯科を始めましょう」という言葉を聞いたことがあると思います。予防するために、フッ素入り歯磨剤、フッ素ジェルを利用したり、フッ素洗口を行ったりなどのセルフケアを行います。しかし個人の努力だけでは十分に効果を上げることはできません。そこで、不足するところを私たちが定期的なプロフェッショナルクリーニングなどのプロフェッショナルケアを行い補ってゆきます。私たち歯科医師、歯科衛生士はそれぞれの役割を通して、皆様のホームドクターでありたいと願っております。「あなたの健康はあなた自身が守る」という意識を大切にしてください。そのための専門的なアドバイスやバックアップは私たちが行います。毎日のセルフケアを守り、定期健診&プロフェッショナルクリーニングを受けて、あなたの健康を増進してください。
  


Posted by koikenina at 12:22Comments(0)

2019年05月21日

歯周病と全身疾患との因果関係がとりだたされるようになってきました。

歯周病とは、歯肉(歯茎)など歯を支える組織に、歯垢(プラーク)・歯石で生じる細菌で感染を起こし、炎症する症状のことを言います。
初期の兆候としては、歯肉の赤み・出血・腫れがあげられます。この状態を「歯肉炎」と言います。その後、歯肉の間に溝が広がり、「歯周ポケット」が形成されます。この状態を「歯周炎」と言います。歯周病は年齢に伴って進行していき、痛み・自覚症状がない場合が多いです。悪化すると、歯が抜ける状態にもなりえます。現在、歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位ともされており、早期発見が非常に重要になってきます。
ポータブルレントゲン
歯周病は成人の8割がかかっていると言われています。
ほとんどの大人がかかっている歯周病。
35~44歳の人ではおよそ81%、45~54歳では85%の人が歯周病にかかっています。
つまり、ほとんどの大人が程度の差はあっても、歯周病にかかっているといっても過言ではありません。

歯周病は生活習慣病です。
人は母親の胎内では無菌ですが、成長、発育過程で菌の感染を受けます。歯周病の直後の原因はこのようにして感染した細菌です。これが増殖しプラーク(歯垢)となります。
そこには外的要因としてここのライフスタイルが密接に関係しています。不潔、食生活の不摂生、喫煙などのために身体の抵抗力が低下することによって発症し、進行してしまうと考えられます。
歯科 スリーウェイシリンジ
歯周病と全身疾患との因果関係がとりだたされるようになってきました。
・中・重度の歯周病の妊婦は早産の危険性が7.5倍。しかも歯周病は飲酒や喫煙よりリスクが高く、早産の最大の危険因子となっています。
・糖尿病の患者様は以前より歯周病になりやすいとされています。また、歯周病が原因で血糖値のコントロールが
難しくなってしまいます。
・歯周病ではない方に比べて、致命的な心臓発作を起こす危険性が2.8倍、喘息や肺炎などの呼吸器疾患にも
深く関わっています。  


Posted by koikenina at 11:52Comments(0)