健康、生活 › 2019年07月03日

PR広告

  

Posted by at

2019年07月03日

歯と歯茎の間の溝のことを「歯肉溝」と言いますが、歯周病が進行すると、この歯肉溝がだんだん深くなっていきます

歯周病とは、歯茎や歯槽骨(顎の骨)など、歯を支える歯周組織が炎症によって破壊されていく病気です。虫歯に比べるとあまり知られていませんが、私たちが歯を失う原因としてもっとも多いのは歯周病であり、日本人の30歳以上の約8割が歯周病にかかっているというデータもあります。

歯周病が進行すると、歯を支える顎の骨が溶かされていきます。そのまま放置していると、やがて歯を支えきれなくなり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は痛みなどの自覚症状が出にくいため、重症化してから気付く人も少なくありません。歯科を受診したときにはすでに手遅れで、歯を残す手立てがないというケースもあるため、少しでも異変を感じたら歯科医院に足を運ぶことが大切です。

歯周病の仕組み
歯周病は治ります。正しいやり方で、多くの患者様に貢献してきた東松戸総合歯科クリニックに是非ご相談ください。歯周病は、細菌(歯周病原菌)の感染によって起きる病気です。歯と歯茎の隙間である「歯周ポケット」にプラーク(歯垢)が溜まると、プラーク内に潜む歯周病原菌が歯周組織に炎症を起こします。
歯の模型
私たちの体は、細菌などの異物が侵入してくると、その異物を排除しようと反応します(炎症反応)。プラーク内の細菌が歯茎に接触すると、その細菌を排除するための炎症反応が起こります。これが、歯周病のはじまり(歯肉炎)です。歯肉炎の段階であれば、適切なクリーニングと管理によって炎症は治まりますが、口腔内が不衛生な状態のままだと細菌はより深部へと侵入して炎症を広げ、歯周炎(歯周病)へと進行していきます。
歯科ユニットテーブル
歯周病の検査・診断
歯と歯茎の間の溝のことを「歯肉溝」と言いますが、歯周病が進行すると、この歯肉溝がだんだん深くなっていきます。歯周病検査の基本は、プローブと呼ばれる器具を用いて歯肉溝の深さを測定するとともに、出血傾向を確認することです(プロービング検査)。 一般的に歯肉溝が1~3mm以下であれば健康な状態ですが、それ以上に深くなると「歯周ポケット」と呼ばれるようになり、歯周病の疑いが出てきます。また、プロービングの圧によって出血が見られる場合も歯周病が疑われます。  


Posted by koikenina at 12:06Comments(0)

2019年07月03日

歯を『磨いている』つもりでも『磨けていない』のでは、磨いていないのと同じです

私たちは、初期の歯周病の方には正しい歯みがきと定期的にお口のクリーニングをすることで、歯周病は治りますとお話します。
そして、歯みがきの練習の必要性をお話しすると、『それでは、これからは自宅でしっかり歯みがきをしますので、練習は必要ありません』と答えられる方がみえます。歯みがきをすれば治るのであれば簡単なことなので、通院する必要はないと思われるのです。しかし、歯周病で来院される方を含め、今日の日本人で歯みがきをしていない方はほとんどいないと思います。それなのになぜ80%以上のかたが歯周病にかかっているのでしょうか?それは、『磨いている』と『磨けている』の差にあるからです。つまり、本当はきちんと磨けていないのです。
歯医者 器具
歯を『磨いている』つもりでも『磨けていない』のでは、磨いていないのと同じです。
誰も自分の口の中を直接見ることはできません。ですから、本当にきれいに磨くことはとても難しいのです。歯みがきの効果が出るように磨くためには、歯科医師や歯科衛生士など専門家に歯みがきの説明を受け、練習することが大切です。歯みがきを繰り返し練習することで、どなたでも正しい歯みがきを習得できますし、それにつれて歯ぐきの状態は改善していきます。しかし、月日の経過とともに歯磨きが自己流に戻ってしまうことがよくあります。せっかく改善できた良い状態を維持するためには、定期的なチェック(定期健診)を受けることこそが大切なのです。

電動歯ブラシの普及にともないご利用の方も多いのではないでしょうか?
当院の患者様も歯みがきの練習をしましょうとお話しすると、電動歯ブラシをもってこられる方が良くみえます。
最近の電動歯ブラシはずいぶん改良されて、とても良くできています。
それなのに電動歯ブラシを使うようになって、歯ぐきがきれいになりましたとか、血が出なくなりましたとおっしゃる方は少ないのです。
ハンドピース 歯科
なぜでしょうか?
実は電動ハブラシの使い方に問題があるのです。
どんなに素晴らしい電動歯ブラシを使っていても、肝心なところ、つまり歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目に毛先があたっていなければ、汚れは取れません。電動歯ブラシを口の中に入れているだけで汚れが落とせるような、素晴らしい歯ブラシはまだ開発されていません。
どんなに良い道具でも使い方が良くなければその道具の長所を生かすことはできません。
電動歯ブラシも普通の歯ブラシも使い方(毛先の当て方・磨き方)を練習する必要があります。
当院では電動歯ブラシをお持ちの方には、その歯ブラシを使って歯磨きの練習をしていただいております。  


Posted by koikenina at 11:30Comments(0)

2019年07月03日

歯槽骨が歯を支えていられなくなると、歯はポロッと抜け落ちてしまいます。

歯周病で歯が抜け落ちる
歯周ポケットに形成されたバイオフィルムは普通の歯みがきではとれません。そのままにしていると、歯周病菌の排泄物や死骸が歯石(石灰化)となって、歯周ポケットの中の歯面にこびり付いてしまい、バイオフィルムを拡大させてしまいます。
バイオフィルムの中の歯周病菌には免疫反応の効果も薄く、歯根膜は破壊され歯肉が後退し、歯を支えている歯槽骨も溶け始めてしまいます。
歯槽骨が歯を支えていられなくなると、歯はポロッと抜け落ちてしまいます。
歯科 照射器
歯周病基本治療(歯科医院での治療)
歯周病菌はバイオフィルムという強力なバリアの中に潜んでいます。
このバイオフィルムをきれいに落とし、歯のまわり(歯周組織)を細菌のない清潔な状態にして、歯周病の改善を目指す治療(プラークコントロール)が歯周病基本治療です。
Cure1 歯のまわりのクリーニング : スケーリング
歯のまわりのバイオフィルム(プラークや歯石)をきれいに落とします。
歯石は歯に頑固にこびり付いているため、普通の歯磨きでは落とせません。
健康な状態を維持するには歯科医院での定期的なクリーニングが必要です。
Cure2 歯根面のクリーニング : ルートプレーニング
歯根面のバイオフィルムを落とし、歯周病菌に侵されたセメント質や象牙質を取り除きます。
歯根面をなめらか(滑沢)な状態にしてバイオフィルムの再付着を防ぎます。
Cure3 ブラッシング指導 : TBI
お口の中を歯科医院できれいにしても、ご家庭でのケアがきちんとできていないと、すぐに汚れてしまいます。
歯周病を改善するには、歯科医院での治療だけでなくご家庭でのお口のケアが大切です。
当院では患者様の歯磨きの欠点を洗い出し、適切な歯磨き方法を説明しております。
Cure4 歯周病の外科的治療 ※重度の歯周病
歯周病が進行(重度の歯周病)している場合は、歯槽骨の吸収を抑えるための外科的治療が必要になることがあります。
外科的治療には歯周ポケット掻爬(そうは)術・フラップ手術・歯肉切除術などがあり、検査結果に基づいた適切な治療を施します。歯科 スリーウェイシリンジ
Cure5 歯周病応急処置 ※重度の歯周病
歯がグラグラしたままだと日常生活に影響します。大切な歯が抜け落ちてしまうことも考えられます。 このような場合は応急的に隣接する歯に固定する処置(暫間固定)をします。
周囲の歯への影響を考慮して抜くこともあります。
このように歯周病の治療をするうえで障害となる要因を応急的な処置で予め取り除くことが必要な場合もあります。
  


Posted by koikenina at 10:42Comments(0)