健康、生活 › 日本は「歯周病大国」と呼ばれており、30代の約8割が歯周病だといわれています

2017年11月01日

日本は「歯周病大国」と呼ばれており、30代の約8割が歯周病だといわれています

歯周病は、歯周細菌と呼ばれる細菌が、歯茎の内側に入り込むことで発生します。歯周病が進むと、歯ぐきだけではなく、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)にまで炎症が及びます。進行を抑えられなければ歯を支えることが困難になり、最終的には歯を失ってしまう恐ろしい病気です。 歯周病を予防するには、早期発見・早期治療が欠かせません。

歯肉炎と歯周病の症状
歯肉炎
歯肉炎は、歯肉からの出血で自覚することが多い病気です。歯ぐきにのみ炎症が起き始め、歯周ポケットにプラーク(歯垢)が溜まっています。セルフケアとPMTCで完治できます。

軽度歯周病
歯ぐきに炎症があり、ブラッシングにより出血します。痛みを感じないことも多いです。どの部分に炎症があるかを検査し、歯石を除去します。またブラッシング方法を確認します。治療期間は2~4週間程度です。
歯科 ユニット
中等度歯周病
歯垢や歯石により歯周組織に炎症が生じます。口臭が強くなり、容易に歯ぐきから出血します。歯がグラつく場合も。どの部分に炎症があるかを検査し、歯石を除去します。症状がひどい箇所は歯周ポケット深くまで徹底的に掃除します。またブラッシング方法を確認します。治療期間は1~3ヶ月程度です。

重度歯周病
歯がグラつき、歯ぐきが腫れることがあります。触れると痛み、強く噛めない場合も。検査をおこない、抜歯することもあります。ほかの歯が同じ症状にならないよう、歯周病の治療をおこないます。最終的には、1~2歯欠損している場合はブリッジで、3本以上の場合は入れ歯になることが多いです。治療期間は、1~3ヶ月程度です。

スケーリング(歯石取り)
「スケーラー」と呼ばれる器具を用いて、歯周病の原因となる歯垢を除去します。軽度の歯周病に対して行う治療です。歯石は歯磨きでは取れないので、定期的に歯科医院で取ってもらいましょう。
歯科用マイクロスコープ
ルートプレーニング
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなるため、スケーリングだけでは歯の汚れを取り除くことができません。そのため、「キュレット」といわれる専用の器具を歯周ポケット内部に入れ、歯周ポケットの奥深くにこびり付いた歯石を取り除きます。



Posted by koikenina at 15:05│Comments(0)
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