健康、生活 › 虫歯は放置するとどんどん進んでいくため、早期発見・治療が必要です。

2018年02月06日

虫歯は放置するとどんどん進んでいくため、早期発見・治療が必要です。

虫歯の段階
歯は、外側からエナメル質、象牙質、歯髄(神経)がありますが、虫歯の進行状態によってC1~C4に分けられ、それぞれの段階によって虫歯の治療法が違ってきます。各段階の代表的な治療法は下記のとおりです。

C1:歯の表面エナメル質内にできた虫歯
虫歯の初期段階です。痛みは感じませんが、歯の表面が少し褐色になったり、黒ずみができることがあります。
この段階での早期発見・治療が大切です。
虫歯はエナメル質に留まっていますので、治療はさほど難しくありません。総合的にリスクを勘案し、必要があれば虫歯の部分を削ってレジン(合成樹脂)を詰めます。
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C2:象牙質にまで達した虫歯
エナメル質の内側にある象牙質にまで達した虫歯で、冷たいものがしみることがあります。象牙質は柔らかいため、虫歯の進行を早期に食い止めることが大切です。
治療はC1と同じ方法で行うほか、広範囲に及ぶ場合は削った後にインレー(詰め物)で修復します。
インレーには保険適用のほか、自費診療のハイブリッドインレー・セラミックインレーがあります。
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C3:歯髄(神経)にまで達した虫歯
象牙質の内側の歯髄(神経)にまで達した虫歯です。激しい痛みを感じるため、我慢強い人が治療を決意することが多い段階です。炎症がひどいときは歯髄組織を除いてからから治療を行うことがあります。もろくなった歯はクラウン(被せ物)でカバーします。なお、歯髄は特殊な抗生物質で保存できる場合もあります。治療方法には、メタルクラウン(保険適応)、硬質レジン前装冠(一部保険適応)、オールセラミッククラウン(自費診療)があります。

C4:歯冠がなくなった虫歯
歯冠が溶けてなくなり、いわゆる根の部分だけが残った状態です。C3と同じ治療ができる可能性もありますが、歯根部を抜歯する場合もあります。抜歯後は傷の修復を待ってから、ブリッジ(保険適応)、部分入れ歯(一部保険適応)、インプラント(自費診療)を行います。



Posted by koikenina at 14:57│Comments(0)
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