健康、生活 › 直接的な歯周病の原因

2018年03月15日

直接的な歯周病の原因

痛みなどの自覚症状がほとんどないまま進行し、最悪の場合には顎の骨が歯を支えられなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。そうならないためには、定期的に歯周病検査を行うことと、予防に努めることが大切です。

直接的な歯周病の原因
プラーク(歯垢)や歯石の中に住みついた、グラム陰性嫌気性桿菌(いんせいけんきせいかんきん)と呼ばれる細菌が歯周病の原因です。読んで字のごとく、空気を嫌う細菌であるため嫌気性と付けられています。この細菌は、空気が届きにくい深部に多く見られるのが特徴で、表面を簡単に清掃しただけでは排除できません。まずは、徹底した細菌のコントロールが重要です。
エアスケーラー
間接的な歯周病の原因
「歯科医院で歯石取りや歯のクリーニングをくり返しているが、いっこうに治癒しない」といわれる方がいらっしゃいます。それは間接的な原因を見極めて、治療していく必要があります。間接的な原因となるのは、
A)歯列不正(歯並びが悪い)のため清掃しにくい歯、
B)かみ合わせの力がのしかかっている歯、
C)歯ぎしりや食いしばりがある方、
D)全身的な病気や生活習慣に起因するもの(糖尿病、喫煙、ストレスなど)
が挙げられます。

~もし歯周病になってしまったら~
当院では次のような治療法で歯周病の改善を図ります。単に疾患がある箇所だけを治療するのではなく、咬み合わせなど、患者さんのお口全体の状態を考慮して治療を進めています。

スケーリング
専用器具を使って、奥歯の裏や歯と歯の間などに強固に付着したプラークや歯石を除去します。
マイクロスコープ 歯科
ルートプレーニング
スケーリングできれいになった歯の表面を磨いて滑らかにします。ツルツルになるので、歯周病の原因となるプラークや歯石の再付着を防げます。
咬み合わせの改善
歯周病は咬み合わせ不良からなることもあります。咬み合わせが悪いということは、歯並びも悪く、歯みがきがしにくいということなのです。咬み合わせの不良は、もともとの咬み合わせ異常だけでなく、治療で入れた補綴物の不具合によっても起こります。そのため、咬み合わせを整えたり、補綴物を修復したりして歯周病の改善を図ります。



Posted by koikenina at 15:43│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。