健康、生活 › プラーク(歯垢)はただの食べかすではなく、何億もの細菌の塊です

2018年06月05日

プラーク(歯垢)はただの食べかすではなく、何億もの細菌の塊です

歯槽膿漏=(イコール)歯周病と捉えられることも多いようですが、厳密には歯周病は、細菌によって引き起こされる歯や歯ぐきの病気である「歯肉炎」と「歯周炎」の総称です。病名としては歯周病が正解です。

日本人の場合、歯肉炎は10~20代前半ですでに60%の方がかかっているといわれ、50才代でおおよそ80%の人がかかっているといわれるほど、多くの方が悩んでいる歯の病気です。だれもがかかっている病気だからといって軽視していると最後には取り返しのつかないことになってしまう怖い病気です。歯周病は予防できます。また、早期発見、早期治療がもっとも大切なキーポイントとなりますから、歯が痛くなくても、3か月に一回は診察したほうがいいと言われています。
歯科用バー
歯周病の原因は、お口の中にいる細菌です。さらにその中で、歯周病菌と呼ばれる菌が歯周病の原因となっています。むし歯菌も歯周病菌も、歯垢(プラーク)と呼ばれるネバネバした細菌のかたまりの中にすんでいます。ネバネバしているので、いろんな細菌がくっつきやすくなっています。(とりもちみたいですね。)さらにネバネバした歯垢が石灰化して硬くなると、歯石と呼ばれるようになります。この歯石の表面はザラザラしているので、そこにも歯垢がつきやすくなります。歯垢の段階なら歯ブラシでこすれば取れるのですが、歯石になってしまうと歯ブラシでは取れませんので、歯医者さんで除去するようになります。歯周病にならないためには、口の中の細菌を減らせばいいわけで、むし歯と同じく、やはり歯ブラシできちんと歯を磨くのが有効なのですが、歯周病になるのにはこれ以外にもいくつか原因があると言われています。

歯周病の治療方法
歯磨き指導
プラーク(歯垢)はただの食べかすではなく、何億もの細菌の塊です。
どんなに治療しても、毎日の歯みがきでプラークを取らなければ、いつまでも細菌を減らすことはできませんので、まずは正しい歯みがきの方法を指導します。

歯石取り
歯石には無数の穴があり、細菌の格好のすみかとなっていますので、歯石を除去しない限り歯周病は改善しません。また、歯石はご家庭でのブラッシングで取ることができませんので、歯科医院にて専用の器具を使って取り除きます。
ポータブルレントゲン 歯科
除菌(歯周内科)
歯周病の原因菌を特定し、薬の服用で直していく治療のことです。
あまり聞き慣れないことだと思いますので、下記で詳しく説明いたします。



Posted by koikenina at 16:27│Comments(0)
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