健康、生活 › 審美歯科の基本は「形態、色調、機能」の調和

2019年05月20日

審美歯科の基本は「形態、色調、機能」の調和

歯科医療の目的は、口腔疾患を予防し必要に応じて治療を行うことで、お口の中のみでなく全身的な健康を保持することにあります。
お口の機能を改善することで「食べる」ことにおいてよく咬めるようになり楽しく食事をすることができます。また「話す」というコミュニケーションにおいても口元は重要な役割を担っています。機能の回復と審美的満足は心身の健康に大きく関わる重要な要素と考えられ、「歯科審美」はまさに皆さんのQOL(Quality of Life)に大きく貢献しています。
ポータブルユニット 歯科
審美歯科の基本は「形態、色調、機能」の調和
審美歯科の一般的なイメージは、見た目の美しさを追求する分野だと思われるかもしれません。しかし審美歯科の目指すところは「形態、色調、機能」の調和です。つまり審美歯科は歯科診療全般と密接に繋がっています。当院では、「MI・接着・メタルフリー」を基本コンセプトとして、まずはしっかりした歯周治療を行い、必要に応じてむし歯や根管治療で基礎を改善してから最終補綴を行うことを心がけています。美歯科治療で何より大切なのは、患者さんの生活の質を向上させることです。患者さんの求めるゴールをしっかりとお聞きしたうえで、一口腔トータルでの治療計画を提案いたします。

使用する修復材料
ハイブリッドレジン・コンポジットレジン
合成樹脂(レジン)の中にセラミックの微粒子を混合した複合材料で、比較的小さなむし歯が適応症です。歯質接着性材料処理材を用いて歯面処理してコンポジットレジンを充填します。直接充填法であれば1回の治療で完了します。
長期的には摩耗や劣化、僅かではあるが変色の可能性があります。
歯科用マイクロスコープ
セラミックス
歯の詰め物や被せ物として使用される透明感のある材料です。滑沢な表面性状が長期的に持続し変色もなく安定した状態を持続します。プラークコントロールもしやすいため歯肉にも優しい材料です。材料、製作法によりメタルセラミックス、キャスタブルセラミックス、ジルコニアセラミックスなどの種類があります。

ジルコニアセラミックス
人工ダイヤモンドと呼ばれ、強度が高く軽く美しいセラミックスです。強度が必要な後方臼歯の被せ物に適しています。やや透明感に劣ると言われていましたが、近年では透明感を持つ素材も登場し色のバリエーションも増えています。



Posted by koikenina at 12:56│Comments(0)
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