健康、生活 › これからは『予防』の医療へ

2020年04月01日

これからは『予防』の医療へ

「悪くなったら歯科医院に行って、治療をする。」
この繰り返しでは将来、歯を失うリスクが高まります。
まずは、歯を失う原因を無くすことが大切です。治療後に行う、むし歯や歯周病を再発させないためのメインテナンス治療、そして一生涯に渡り、むし歯や歯周病を発病させないための予防歯科がとても重要です。医療機器や材料の進歩により、「咬む」という機能はほぼ回復することができます。しかしながら、天然の歯で「咬む」ことは脳に刺激を与え、健康長寿の秘訣といえます。
ホワイトニング装置
PMTC
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、訳すと「専門家による機械を使った歯の清掃」という意味になります。様々な専用機器を使用して、むし歯や歯周病の最大の原因である「バイオフィルム(歯の表面についた細菌のかたまり)」や歯垢・歯石を除去していきます。あくまで歯のクリーニングなので、ドリルなどで歯を削ることはありません。普段の歯磨きでは除去できない汚れが取れますので、爽快感を味わうことができます。バイオフィルムは約3ヶ月で再生されると言われていますので、定期的なPMTCをお勧めしています。
根管治療機器
フッ素塗布
医院で歯に高濃度のフッ素を塗布します。フッ素を定期的に歯の表面に塗布する事で、むし歯になりにくい歯を育てていきます。
十分な効果を得るためには、年に3~4回のフッ素塗布を行うことが理想です。
フッ素の3つの効果
【1】歯質を強化する
歯のエナメル質を堅くすることで、むし歯の原因菌が作り出す酸に強い歯を作っていきます。
【2】再石灰化作用を助ける
酸で溶けてしまったむし歯になりかけた部分をもとに戻す、唾液の再石灰化作用を助けます。
【3】むし歯原因菌の活動を抑える
むし歯の原因菌の活動を抑えて、歯を溶かす酸が作り出される量を抑制することができます。



Posted by koikenina at 12:51│Comments(0)
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