健康、生活 › 2017年09月13日

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2017年09月13日

処置によって、ポケットが深い状態を改善することができます

歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている歯周病菌に感染し、歯茎が腫れたり、出血したり、最終的には歯周組織が破壊されて歯が抜けてしまう病気です。歯肉炎、歯周炎とも呼ばれています。日本の成人の約80%が歯周病にかかっていると言われています。歯垢(プラーク)は時間が経つと歯磨きでは取り除くことができない歯石になります。歯石自体は歯周病の原因ではありませんが、歯みがきでは除去できないため、周囲のプラークの除去を困難にします。

プラークの除去
歯周病の原因は歯垢(プラーク)なので、プラークを除去し付きにくくすることが治療の基本となります。歯科衛生士による専門的なクリーニング・歯みがき指導や歯間ブラシ、デンタルフロスなど補助的な清掃指導で改善を図ります。「清掃指導」と言うと堅い感じになりますが、歯磨きのコツをお教えしてより効果的なクリーニングを続けて頂く事が一番だと考えています。簡単に落とせる歯石やプラークを落していき、検査にて改善を確認します。軽度の歯周炎の方はここまでで治療が完了します。
歯科用マイクロスコープ
スケーリング
歯磨きの際は、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかを良く理解して頂いた上で、ご自分に合ったブラッシングの方法を学んで頂きます。日頃のブラッシングによるプラークコントロールこそが歯周病治療の第一歩です。

歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したもので、表面は粗造でプラークが更に付着しやすいような構造をしており、歯に強固に付着しています。そして強い病原性を持っています。スケーリングでは主に、超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除き、歯の表面をつるつるの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。
超音波スケーラー
SRP
歯石が多くついている状態になると歯と歯ぐきの境目の溝が4-6mmと深い状態になってしまいます。この状態になると歯石が歯肉の中にまで付着してしまっているため、麻酔(表面麻酔、局所麻酔)などを用いて、歯石を除去して歯の根元をきれいにするSRPという処置が必要になります。この処置によって、ポケットが深い状態を改善することができます。

深いポケットを放置すれば、その部分の歯周病は進行してしまいますので、しっかり歯石を除去することが大切です。また、このSRPから先の治療は、歯周病治療に関するトレーニングを積んだ歯科衛生士の協力が必要になってきます。外科処置をしなくてもこの部分の治療がきちんとできていれば、歯の延命につなげることができます。  


Posted by koikenina at 17:22Comments(0)

2017年09月13日

あなたもすでにかかっているかもしれないのです

歯周病は、歯垢に棲む歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支える顎の骨が溶け、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。虫歯と同じく初期には自覚症状がないため、気づいたときにはかなり進行していることがあります。そんな歯周病は、日本人の成人のおよそ8割がかかっている、または予備軍であると言われている国民病。歯周病は「ひとごと」ではありません。あなたもすでにかかっているかもしれないのです。
抜歯 器具
歯周病は、日本人が歯を失う理由の第1位に挙げられている病気です。その脅威は口腔内だけに留まりません。実は、さまざまな全身疾患を招く病気でもあるのです。口腔内の歯周病菌が血液にのって体内をめぐることで、心臓病や脳卒中、肺炎、糖尿病などを引き起こしてしまうことがあります。なかでも糖尿病については、 お互いの症状を悪化させてしまうという特殊な関係にあります。糖尿病を患っている方は、特に口腔内のケアに注意したほうがよいと言えるでしょう。

歯周病の治療は主に歯石とプラークを取り除く治療を行います。
初期の段階ではブラッシングのみで取り除く事もできます。
現在、様々な歯周病の治療法がありますが、歯周病の進行程度によって変わってきます。
超音波スケーラー
プラークコントロール
プラークコントロールは、歯磨き(ブラッシング)だと誤解している人も多いのですが、ブラッシングだけではなく、デンタルフロスを使って歯と歯の間に付着したプラーク(歯垢)を落としたり、医院での歯のクリーニングなど、歯に付着したプラークの量を減らす行為全般を指します。プラークが形成されはじめてから「酸」や「毒素」を産生するようになるまでは24~48時間程かかるため、1日1回しっかりとプラークコントロールを行うことは歯周病予防、治療の基本なのです。

スケーリング&ルートプレーニング
スケーリング
取り除けていないプラークや歯磨きでは取り除く事が出来ない歯に付着した歯石をスケーラー(超音波スケーラー・ハンドスケーラー)と呼ばれている特殊な器具を使って除去する治療法です。歯石自体は直接歯周病の原因とはなりませんが、歯石はでこぼこしておりプラークが付着しやすくなるため早めに除去しなければ歯周病菌が増殖してしまい、歯周病の症状が進行していまいます。

ルートプレーニング
スケーリングだけでは除去できない歯ぐきや歯周ポケットに隠れたプラーク・歯石を専用器具を使用して除去し、再びプラーク・歯石が付着しにくくなるように歯の表面をツルツルにする治療法です。スケーリング&ルートプレーニングを行う事によって歯ぐきの炎症を抑えられ、歯周ポケットの深さが浅くなりますので歯周病の進行を抑え、歯周病初期であれば完治する事も可能です。ですが、プラークは食事をすれば歯や歯の周りに付着して行きますので、スケーリング&ルートプレーニング後でも毎日の歯磨きなどで除去していかなければ再び歯石となってしまいます。歯周病の予防、治療は歯医者にまかせっきりにするのではなく、自分でも積極的に行うことが大切です。  


Posted by koikenina at 15:39Comments(0)